小倉唯さんのソロラジオが、お休みになりました。
公式の発表では、唯さんが遅めの冬休みをいただいているため、となっています。
でも、そんな急に、仕事を飛ばすような休みを取ったことなんて、過去になかった人ですから。
女性声優さんがバタバタと倒れて、長期休業、役の降板、引退・廃業ということになっている昨今。
そうした人々の誰よりも、過密スケジュールをこなして来た彼女ですから、やはり…
健康不安が生じているけれど、ファンを心配させないために、とりあえずお休みという形をとっているのでは…
と思ってしまいます。
こちら、最新の「社長」の近影。
(写真は公式ツイッターからお借りしました)
でも何でも自分の意思でする人ですから、そういう発表ならご本人が「心配しないでほしい」ということなのでしょう。
ならばそうだということで、ゆっくり休んだ後、万全な状態で、元気な姿を見せていただきたいです。
以上は、今日の話の枕で、ここからが本題です。
先月、岸田内閣が閣議決定した新「安保戦略」に「敵基地攻撃能力の保持」と共に…
「国家としての力の発揮は国民の決意から始まる」と記されていることが話題になっています。
政府が「やる気」満々なだけでなく、国民にも中国と「やる」決意をしてくれ、と。
それを促して行くということでしょう。
そういう方向に誘導して来ますよ。これから。いろんなメディアを使って。
メディア戦略、プロパガンダのやり方にかけては、電通さんのご指導の下、熟練していますから。
国民に「決意」を促して、戦争を「やる気」にさせるのは、そんなに難しくない気がします。
むしろ「決意」を思いとどまらせることの方が、数倍、数十倍難しいでしょう。
そちらの勢力には、キャンペーンのための資金も、手足のように使える大規模なメディアもないのですから。
そうした危険な誘導、おそらくもう既に、始まっているのでしょう。
財政、金融、経済政策が行き詰まり、世界中の投機筋がいまや舌なめずりして日本国債の空売りを狙っていることや…
コロナ対策で高齢者切り捨てが鮮明になって来つつあること、また統一教会問題など…
いろいろと、突っ込まれたらまずいことが多い現在、国民の目を問題から逸らして…
政権の延命と、与党の絶対多数の維持を図るために、こんな危ないことをするのでしょう。
その後ろには、明らかに米国の思惑があるわけですが…
下の風刺画が書かれた、日露戦争前の状況に似ているかも。
こちらは、日本人が描いた風刺画。
ロシアが焼く「火中の栗」を日本に拾わせようと、英米がそそのかしているところです。
フランス人風刺画家、ビゴーの絵。
これらの絵の、ロシア人の絵柄を中国人に取り換えたら、今の構図にそっくりかも。
ロマノフ朝の命脈がもう風前の灯火で、しかも極東はあくまで辺境の領土だったロシアを相手にするのと…
隣にいる、日本の2.5倍のGDPと、12倍の人口と、24倍の国土と…
それに加えて1900発の中距離弾道ミサイルと、核弾頭を有する大国を相手にするのと…
意味は全然違いますけど。
そして何より、経済、貿易、食糧確保の上で、どっぷり依存している国を相手にするわけですから…
国民の「暮らし」が、どう転んだとしても、滅茶苦茶になるのは避けようもないことです。
日常のすべて、私たちが毎日ブログに書いている大事な物、大切なこと、そして愛する人、あるいは自分自身の命も…
すべてを失うことも覚悟の上で「中国討つべし!」という「決意」を……あなたは、本当にできますか?
あの人たち、決意することを促して来ますよ。そんな先の事じゃない。おそらく、もうすぐです。
こんなことを、ツイッターに書いている人もいました。
どうでしょう。
最大の貿易相手国と戦争をする、というのは、太平洋戦争のときと同じ轍を踏む行為。
結果がどうなったかは、誰もが知る通りです。
しかもあの当時、日本は食料やエネルギーの自給率が、今と比べ物にならないぐらい高かった。
経済の貿易依存度も、今より低かった。
それでも、ああいう事になった。
分かりますよね、この状況で経済を依存する相手国と戦争するなんて、実際は馬鹿げたことだということ。
それなら相手への「依存」を断つ、というのなら、当たり前ですけれど、かなりの年月を要しますよ。
食料の輸入元をドラスティックに変更するだけでは足りません。自給率自体を飛躍的に上げないと。その上で…
非常に広範囲の、国内で生産している産品の、サプライチェーンを根本から見直さないといけないですからね。
経済構造どころか、国土利用の在り方自体を、根っこから変えるような仕事になります。
5年、いや10年かけても、完成するようなものじゃない。
でも、あちらを「今」刺激したら、下手するとすぐにでも、衝突が起きかねないんですよ。
安倍さん以来、与党の「保守派」だの「保守系論客」だの…
ネトウヨだの、ウヨってる一般人だのがやっているゲームが、いかに危ないことなのか…
あなたは、理解できますか?
それこそが、亡国の道ですよ。
国を滅びの危機にさらすような人間に限って、それが「愛国」行為だという自己陶酔に浸っている。
これこそまさに、現実を見ようとしない「脳内お花畑」じゃないですか?
間違ってもらっちゃ困りますが、私は「親中」でも「反日」でもないですよ!
中国共産党なんかもともと嫌いだし。ましてや習近平なんて、その中でも大大大嫌いだし。
年間3千人もの「異分子」を処刑しているような恐ろしい政府の、どこが好きになれますか?
むしろ下手に刺激し、軍事衝突なんかしたら、結果的に日本が支配されて、あの恐怖政治に巻き込まれる。
本気でそう憂うからこそ、言ってるんです。これこそ「愛国者」だと思いますけどね。
経済だけでものを考える人は「いっそあの巨大な龍に飲み込まれてしまった方がいい」と言うかもしれませんが…
私はそうではないので。
人はパンのみにて生きるにあらず。
人間としての尊厳を失って、正義に反して生きるのは、人の道でないと思うほうなので。
いやです。
早く近隣諸国ともっと仲良くして手を結び、共同外交で、巨大な龍とうまく付き合う方法を見つけないと。
もう、時間が無くなって来たみたいですよ。
でも、今は「討つべし!」と煽っている人に限って、いざとなったら手のひら返すんでしょうね。
前の戦争の前後と同じように。
戦前から戦後までを生きた政治家、尾崎行雄(咢堂)はこんなことを書いています。
また同じことが起きるのでしょうか。
前にも書いたことがありますけれど、この次「敗戦」があれば、もうおそらく国の名前も、天皇制も残りませんよ。
完膚なきまでに、体制を変えられるでしょう。
いずれにしても……
もしも、国が亡びるのを止められないとしても、私は尾崎が書いたような…
「軽佻浮薄にして堅志高情なし」という人間にはなりたくないです。
そんなの実際には起きないよ。大丈夫、大げさだよ。なんて言っていられる人もまた…
頭の中のお花畑に、ちょうちょが飛んでいますよ。
目を逸らせば、見ないようにすれば、怖いものは消えてくれる、なんてことない。
闇は見なくても「そこにある」のです。
野生動物だって、山火事や野火や、洪水や津波が迫って来るのを見たら、必死で逃げようとしますよ。
目をつぶって見ないようにする。目の前の楽しいことだけに耽って、忘れようとするなんて…
人間って、日本人って、そんな弱くて情けないものだったんですか?