◎ 生きていると・・一生のうちには、考えられない不思議に出会い導かれる事が有るかもしれない・・私は、神と共にいて、神と御仏の手足と成り、世と人の為に尽くしたい・・・そう何時も願って来た。故に、導かれ、不思議に遭遇したのだろう・・。
しかし、その道は、想像以上に厳しい・・。卑しい野望を微塵でも抱いていれば、それは全て見抜かれてしまう・・。そして、与えられる苦難の数々の道・・・試される事柄・・厳しい修行・・・言葉に言い尽くせないものがある・・。
それに比べれば、少々、山を登る事などは大した事では無い。
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神懸りと成った友達は、私を案内し、どんどん進んで行く・・・。私よりも、10歳ほど年上で、普段、運動は全くしない労を好まない友達が、スイスイと私の前を歩いている・・。そう言えば、あの時もそうだった・・。(何れ、その時の不思議な出来事もお話しましょう・・)
そんな事を思いながら、確信の道へと更に登って行った。
大方、薄暗く成ってしまった・・。「このままでは帰りは、どうなる事だろうか・・?」そんな事やお腹も空いたし・・喉も渇いたし・・・足ももう引きつってきた・・。
あれほどおしゃべりだった友達も、すっかり口が重くなっていた・・。神懸りのせいだろうか・・・?それとも、疲れている為だろうか・・・?
そんな事を考えていたら・・・行き成り広い高台にたどり着いた・・。どうも、ここが行き止まりらしい・・。
「あ~やれやれ・・・。」二人共に、大きな安堵のため息をつく・・。
高台からは、平野が良く見えた・・。そして空も・・・。
登り切った高台の正面には祠が有った・・。「あの祠は一体、何なんだろうか・・?」すっかり疲れてしまった二人は、休めそうな場所に腰を下し休憩をし、飲み物を頂き、やっと生き返えった・・。
落ち着いてから・・周りを見渡す・・。「船着場はここで良いのだろうか・・?」そうは言っても、不安は拭えない・・。
と・・その時、あのお誘い・・・導きで教えてもらっい視たもの・・・そっくりの場所が有った・・。
「○○さん・・・ここよ・・・これ!これを視たんよ・・これこれ・・・視たそのままや・・!」私は、疲れも忘れ興奮と感激で大声を出していた。
が、何の変哲も無い只の岩壁である・・。幾つもの石がまるで誰かの仕業の様に積み重なった・・・・そんな感じの岩壁である。
と、突然・・スサノオ尊が私に降りて来た・・。「しばらくは、ここで休む・・」というと、どっしりと腰を下した・・。
「来たな・・・スサノオ尊・・・」と思った・・。人間だったら人格・・神様なら神格・・とでも言うのだろうか・・。スサノオ尊が大きな何かをする時に今までにも何回も現れている・・。正しく、男の神様で・・パワーは半端では無い・・・。豪快・・そのものである。
神又は御仏が降りる時・・は、直ぐ側に居る場合も有れば、我が身我が心魂に入る事が有る・・。我が心魂に入った時は、その神や御仏の神格を一瞬にして感じる・・。我が身に入った時には、不思議の力を興す時がほとんどである・・。以前にも話したが、容易には神仏は人の心魂には入らない・・。白き清き心魂のみに入られる・・。
私は、白き清き心魂を持っているかと言うとその自信は無い。しかしながら、何時も神仏の手足と成り役に立ちたい・・そう願っていた。その思いは今も変わらない・・。故に、多分だか、神仏が降りて下さるのだろう・・。
それにしても、すっかり暗くなってしまった・・。もう、夜・・の領域に完全に入ってしまった・・。なのに・・、スサノオ尊はのんびりと腰を下したままである・・。「どないなっているんやろう・・」と思う・・。こんな時は、心魂の一部には自分の意識も存在している・・。自分で有りながら自分で無い・・・と言った所で、表現は難しい・・。
一時経った頃・・。時間を見計らった様に、「さ~はじめるか・・・」とスサノオ尊が言うと、祠の前に立ち何やら呪文か祝詞か・・・?聞いた事も無い言葉を発しはじめた・・それは、早々に終わった・・。言わずとも分る事・・・。それは、その祠の神に許可を頂いたらしい・・・。この船着場の主・・番神なんだろう・・。
スサノオ尊が許可を得る・・・すると、真っ暗なはずの周辺が、明るく成ってきた・・。「何だ・・・?何かが始まる・・?」と、私は思っている。
やがて、岩壁が明るく成り、はっきりと見えてくる・・。その光・・・明るさ・・は、何処からのものなのだろうか・・・?分らない・・。表現が出来ない・・・。ただただ、幻想的で見た事も無い明るさである。
ただただ・・凄い・・としか言い様が無い。
岩壁がその明るさで浮かび上がり良く見える・・。様子が変わってきた・・。岩壁の下の部分には恐ろしい様相の物が幾つも両脇に現れる・・。あの狛犬の様に恐ろしい様相・・それ以上であろうか・・・。それは、悪しき者を寄せ付け無い守り神達で有る・・。上に行くほど現れる神々が変わり様相も変わってくる・・。一番高い位置には、それはそれは大きな天狗か千人の様な顔が現れる・・。
私達は、ただただ・・・あっけに取られ・・見守っている・・。
すると間も無く、その岩壁から2隻の船が徐々に現れた・・。大きな大きな船で有る・・。一隻の帆頭は、鳳凰の姿で恐ろしい様相・・と胸元の鱗か羽目の模様がはっきりと見え、それは船の下部分まで続く・・。そう、あの万円札に出ている鳳凰そっくりである。もう一隻は、帆頭が龍に成っている。胸元・・・それは、鱗・・に成っていて下まで続いている。
その二隻の船は音も無く・・静かに前へ前へと出てくる・・。尚も、光輝き、はっきりと見えて来る・・。すると、スサノオ尊がその2隻の船を引っ張り出し、海に浮かべた・・。神の海・・・それは、空で有る・・。神の船は空に浮かぶ・・。ここから見える広い平野・・・。その上に神の船は浮かぶ・・。私達は、この船に乗っかるらしい・・・。鳳凰の船は神の船・・・龍の船は御仏の船・・である。共に、船出である・・。
説明は、無いがスサノオ尊が居るので言わずとも理解が出来る・・。
神の船は、夜に出立をした。振り返ると・・岩壁は、静かに段々と明るさを失って行き、普段となんら変わり無い様相に戻って行った。
私が、何時も手を合わせ祈り願っていた事・・。神仏と共に居て・・神仏と共に・・この世と人の為に役に立ちたい・・・、その願いを受け入れてもらう事が出来た訳である。
しかし、その道は、相当の苦難の道で、死を目の前に・・死んだ方がよっぽど楽で有る・・と日々思い知らされる・・が、死ぬ事も出来ない・・・そんな苦難が数年続く事と成る。その数年は・・数十年に値するもので有った。
或る鑑定士が、私に言った事が有る・・。「あなたの魂(心魂)は、80~90歳ほどの年齢と成っている・・何故なのか・・・?」と・・。無理も無い・・・。それほどに成るまでの苦難を受けたのだから・・。身を心魂を削る・・そんな処だろう。当然、容姿も変わってしまった・。まるで浦島太郎・・と言った感じで、数年前の面影は全く無い・・。年寄り・・・そのものと成ってしまった。
至らない自分は修行と言う道を歩まされる事と成っていた・。
その時は、そんな事も分らず知らず、ただただ、あまりの不思議な出来事に、魅了され興奮し、私達は起こった出来事をあ~だこ~だと確認しながら、興奮冷め切らずままに、心弾ませ、山を一気に下って行った。
普通ならば、これほどの不思議な出来事が有れば、前途洋々・・順風万班・・何事も上手く思う様に、いや、それ以上に成る・・そう誰しもが思うだろうだろう・・。が、全くその期待は裏切られる事と成る・・。神の意とする所は全く別のところにある。
それが分るのは、当分経ってからの事と成った。
安易に船を出し乗っかるものでは無い・・。厳しい物事・・人生が待っている・・。
重要なお知らせ
このブログを、お読み頂き、この神社に心当たりがお有りの方もいらっしゃるでしょう。記載に当たっては、この神社の主・・神にお伺いを立て許可を得ました。その際に、申されました事を申しお伝え致します。
この船着場に来られる者は、決して小石一つ、土ひと掬い持ち帰る事は成らない。触る事も相成らぬ・・・。持ち帰る者触れる者には災い(罰)を与える・・。悪しき心魂(野心・欲望)・興味本位で、或いは持ち帰りし者は迎い入れる事無かれ・・。心清く、世と人の為に尽くさんとする者は、この場にて、神を感じ視る事が出来る・・。神のご加護を得る事も出来よう・・。己の心魂の有り様を、確かめ知るも良し・・。
との事です。実際、私達が導かれお伺いをしました際は、お祓いを受け、触る事もせず、何一つ持ち帰ってもおりません。この事は、きつくきつく申し伝えておきます。お心得下さい。
神は、間違いなく意とも簡単に、罰を当てられる・・。その事は、確信を持って言えます。安易な行動を取られないように・・ご自分の為ですから・・。
それと共に、お伝えします事は、自分よりも人を重んじ愛を尽くされる方には深い大きなご加護を頂けます事も確かな事です。日本の神道・・御札・・は、たっだ一枚の小さな紙に書かれました文字に過ぎませんが、そこには大いなる神の御霊が宿り、お力が宿っておられます。清き心にて、真剣に御札を祀られれば、大いなるお導きと力を頂けます。それ程に、日本の神・・神道は有り難いものなのです。もし、出向かれます場合には、お祓いを受け、御札を頂きます事をお勧め致します。大いなるお力を頂けます。
つづく
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