スピリチュアル~★~不思議な出来事・・・その日は突然やって来る・・その2
◎ 不思議な出来事・・・そんな事に遭遇すると、考え方も生き方も変わってしまう・・・そして、戸惑い悩み思考する・・神や御仏の存在を思い知るこ事と成る・・悟らなければ成らない・・・決して甘くは無い神仏道を歩む事と成る・・。その始まりの出来事・・・導きだったのだろう・・。
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ロープエイは、静かな山間を登って行く・・・。到着だ・・。
目的の場所は、きっとこの山の頂上だろう・・。この山の頂上には、誰もが知っている神の象徴の○○○の像が有るらしい・・。そこまで暗くなるまでに辿り着くと良いのだけれど・・・。急がなければならない。
頂上まで続く山道は、思ったよりもなだらかだった・・。そして、もうこの時間に昇り降りをする者は誰もいない・・・。自分達だけである。どう言う訳か、導かれる時は、何時も誰も居ない時間と成ってしまっている・・・。
なんやかんやと、また友達の話が始まり、その話を聞き流しながら細い山道を登って行った・・。
どのくらい登って来たのだろうか・・?道が二つに分れている箇所に出くわした。恐らく、真っ直ぐ行くと頂上にたどり着くのだろう・・。もう一つの道は、さらに細い道で誰もこちらに進む者はいないだろう道である。
その二股の近くには祠が有った・・。二人は、当然の様に、その祠に手を合わせお参りをした。その直後、「あ~そうか、進むのはこちらの道なんだ・・・」と、導き閃きの様なものを感じた。恐らく、あの祠の神が教えてくれたのだろう・・。すると、既に、友達には神が降りて来たらしい・・。「○○さん・・・こちらよ・・」と、当然の様に、私の閃きの方向の道を進み始めた・・。普通では無いものを感じた。
二人は、確信の道を進んで言った・・。やがで妙な箇所にたどり着いた・・。もう道が無い様だ・・。そこは、大きな岩が寄り添い聳え立っていた。手を合わせ祈る・・。するとその岩は魂を得た様に、姿を変えて行く・・。友達は「凄い・・・」と言いながらも落ち着いて居る・・。
さてさて・・これからどちらに進むのだろうか・・?目的の場所は、ここでは無い様だ・・・。何と無くその事に納得をしている・・。すると聞こえてきた・・。「さ~どちらに進むかの~?」・・・どうも試されて居る様だ・・。そう言われても・・・周りを見渡しても何も何処にも道は無い・・。「ん~困った・・!」すると、既に友達は、道らしい道を見つけたらしく・・「○○さん・・・こっち・・こっち・・・!」と言っているが姿が見えない・・。「水よ・・・水を探さんと・・いかん・・・」と、言いさっさと進んでいる・・。「やっぱり付いているな・・・」と、思った。
声の方向に進んで行く・・・・。先を、さっさと進む友達・・・。せかされる様に追いかけかけて行く・・。たどり付いた場所・・。そこには祠が有った・・。その祠は南向きに有って、見晴らしも良く、遠くの山々が良く見える・・。そして、その祠の後ろには湧き水が有った・・。
良く見てみる・・。恐らく、お告げを頂いた場所はここで間違いが無いのだろう・・。そう思いながら、更に良く見渡し視てみると・「視たまま・・や・・。ここ・・ここで間違いが無い・・」お告げで視せられたそのものの箇所が有った。しかし、そこには肝心の印が無い・・。「無いんよ・・印が・・見つからん・・」・・・「どうしたらええんやろうか・・・」この先、どうするのかが分らない・・。
祠を目の前に手を合わせる・・。しかし、何をどうすれば良いのか・・何も変わらなかった・・。
すると友達が、「こいつが・・これが、邪魔をしとるんよ・・・」と言うと、どこから見つけた来たものか・・杖の様なもので、祠の前に根付いて咲いていたアザミの花を、根元から退けはじめた・・・。そこには、他には何も無いと言うのに、アザミのとげとげしい花が一株・・・意志を持っているかの様に咲いていた・・。その姿は、あのとげとげしい様相で、何かを守っている・・そんな様子にも見えた・・。私も一緒に成って、そのアザミを取り除いた・・。
そのとたん・・見えて来た・・。神のお告げで視たあの・・・印・・が、はっきりと岩壁に浮かんできた。「見えた・・・見えた・・はっきりと・・。これ・・これや・・。」と、興奮をし叫んだ・・。
すると、スサノオ尊が私に降りて来た・・。呪文を唱えると、いきなりそこの湧き水をかき混ぜ勢い良くその水を、或る箇所に向って掛けはじめた・・。すると、「ゴオーゴオー・・」と水か唸る音を立て始め・・その音は、しばらく止まなかった。それは、何とも不思議な音色で、表現が出来ない音色だった。
そして、南向きに向うとさらに呪文を唱え、太陽神に向かい大きなポーズを取る・・。私は私で有りながら既に、私では無い・・。一体、何と言う事をしているのだろうか・・?と思いながらも、その意味はちゃんと理解が出来ている・・。その瞬間、太陽神からの光が私達とその神の祠に差し込む・・。何ともす様しい神々しい光である・・。
その瞬間、私は、確かに、この場で、お告げて言われた神からの大切なものを受け取った・・。このものは、私の人生の終息まで預かる事と成る事・・。そして、このものを、この世で大いに人と世の為に役に立たせる事に使う事・・。悪しき使い方は出来ない事を一瞬にして聞かされ悟った・・。
その時・・友達はと言うと、「あれ・・・見て!虹色に・・神々が輝いて居る・・・。綺麗・・・凄い・・・○○さんも、早よう見て・・・」と、先ほどのそびえる岩壁を見ていた・・。私は、早くそれを見ようとしたが、頭をどういう訳か持ち上げる事が出来ず・・やっと持ち上げ仰ぎ見た時は、大方に神々の姿は消えようとしていた。それでも、その物凄い神々しい輝きの静まり行く姿をはっきりと見たが・・・ほんの僅かな時間で・・・なんとも残念としか言い様が無かった・・。
その時は、自分はまだまだ至らないから、見させて貰えなかったのだろう・・と思っていたが、今に成ってみれば良く分る・・。私の立場は、ご利益を自分が頂く立場では無く、神仏と一緒に成り働き、人にご利益を与えるべく立場で有るから、あの時、まるで頭を押さえ付けられていた感覚が有ったのだろう事。そして僅かに見せて貰った事は、あの時の不思議な出来事の確信をする為の意味が有った事が分る・・。
あの時に、お預かりした大切な神からの贈り物は、その後、おおいに役に立ち不思議の力を発揮した・・。そして、今も大切にお預かりしているが、肝心な時に使う事しかしない・・。むやみやたらと使うものでは無いからだ・・。
それにしても、私は損な役割であるとつくづく思うが、仕方有るまいと納得をしている。神仏の手足と成り役に立つ事・・・それは、人の状態が良くなり人の幸せと喜びを自分の喜びとする・・それが、神仏の意とするところだから、自分もそう有るべきなのだろうから・・と思っている。
無事、目的を果たし私達は、急いで山を降った・・。帰りはロープエイは無い・・止まっている。自分の足が頼りと成るが、もうすっかり夜の域に差し掛かってしまった。細い山道を月の明かりを頼りに降りて行った・・。
友達は、もの凄い不思議なものを見た為も有って、かなり機嫌が良かった。しかし、私には気掛かりな事が有って、その事が頭から離れず、降りながらも如何したものか・・困ったものだ・・・と思案に暮れていた。
つづく・・・
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