今、プラスチックのストローを使わなくなりつつあるけれど、私の経験した、ストローの変遷を書いておきたくなった。
おそらく私より年上の方達ならご存知かもしれないけれど、いくつか若い方だと知ら無い事もあるかもしれないし、同年代でも育った環境で知らない人もいるかもしれないですね。
私がストローを意識したのは、小さいころで、昭和30年代だと思う。
最初の頃は、文字通りストロー(麦わら)で、つい嚙んでしまったり、強く摘まんだりすると、繊維に沿って割れてしまい、吸いにくくなったことを覚えている。
次は、白い紙を筒状にしてそれを蝋で固めた物・・・・
これは裂けてしまうことはなかったけれど、噛んでしまうと口の中で蝋が砕け、慌てて吐き出した思い出がある。
その後、プラスチックの物が出て、カラフルで、使いやすくなった。
ただ最初の頃は噛むと割れた記憶がおぼろげながら・・・・ま、他と混同しているかもしれないけれど・・・・・
最初は真っすぐな物だけだったけれど、気が付くと一部が蛇腹状になり、まげて使えるものが一般的になっていった。
この、まげて使えるストロー、おばあちゃんのためにお孫さんが開発した物だという話を聞いた事がある。
寝たきりのお祖母ちゃんに、吸い飲みではなく、コップから飲んでほしいということで、いろいろ考え、あの形を思いついたとの事だった。
プラスチックを使わず、あるいは使い捨てにしないようにといろいろ考えているみたいだけれど、いい方法はあるかしらねえ。
使い終わったら食べてしまえるストロー、なんてのもいいかもしれないですよね。