低周波音、エコキュート、エネファーム関係の記事を紹介いただきました。
「不思議音」と「怠慢エコ機器」がもたらす新たな騒音トラブル——(前編)鉄筋コンクリート造は「不思議音」の宝庫
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20130306/342749/?P=6
「不思議音」と「怠慢エコ機器」がもたらす新たな騒音トラブル——(中編)エコキュート問題、エネファーム問題
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20130311/343363/?P=1
昨年辺りの現時点的にまとめられています。しかし、残念ながら低周波音問題一般に関する認識が少々低い様です。
即ち、建築士の間では少なくとも数年前から、建築に伴う低周波音問題に関して認識されていたにもかかわらず、建築的にはどうしようもないと言う現状で、単に設置場所さえ考慮すれば相当数の問題が避けられたであろうに、この問題には、”頬被り”的状況が続いていた様です。
少なくとも、建築士はこうした隣人騒音問題には現実的に相当数遭遇しているはずで、立場上施主、施工側に立つのでしょうが、本来ならば単に法律的に建築確認申請を通すだけでなく、そうした問題が起きないよう、広範に、”専門的”な立場から、例えば周辺環境も考えるべきのはずではないかと、と言うより義務づけるべきでしょう。
ただ、建築士が、施主はもちろん、行政にも施工業者にも弱い存在とすれば、それは単なるコーディネーターに過ぎず、詰まるところは「違法」でなければ何でもOKと言うことになってしまうのかも知れません。
とすればその”遵法”精神を唯一の頼みとすれば、騒音源を造る行為を違法としない法律にやはり究極の問題が有ることになるえしょう。