”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

携帯電話無線基地局 またまた新しい低周波音被害

2009-03-21 16:32:04 | 低周波被害

 携帯電話無線基地局から放射される電磁波で健康被害を受ける恐れがあると言う話しは、これまでもしばし ば耳に、目にしていた。しかし、裁判では主に「健康被害の発生の可能性については研究途上」にあるとし て原告が、電磁波被害の健康被害を証明することは難しく、告訴は棄却されている。要は裁判では「電磁波 による被害は無い」と言うことになっている。

 最近になって、携帯電話のアンテナ(基地局)からの騒音被害を耳にした。鉄塔タイプは小高い丘などにあ って目立つが、だいぶ前から、さほど大きくないマンションビルの屋上にもアンテナを良く目にするように なった。

 アンテナと言うことで、私はこれは単なるテレビのアンテナか電柱くらいの役割をしているモノく らいに思っていたが、実は全然違ったモノであるらしい。 電波を増幅したりするわけだから、ビル設置タイプ、小規模基地局では、その建物の一室が携帯電話会社の 借り物となり、内部は立ち入ることができないのでどういった状況になっているかは解らないが、どうも「 蓄電施設(?)」となっており、その部屋からは常時「ブーン」と言う音がしているという。

 私が想像するにエコキュートの24時間版みたいな音がしていることになるのではなかろうか。さらにその部 屋のベランダには空調のための大型の室外機が複数台置かれていると言うことである。

 こういった状況で、左右、上下のお隣さんがどういった状態になるかは、当サイトを訪れる諸子なら ば直ちにご想像着くであろが、そう、お隣さんは、「騒音、低周波音、振動発生装置」さんだったのである。

 実は、これは何も最近の話しではなく、携帯電話の普及に伴い出てきた問題で、マンションから泣く泣く立 ち退いた人たちも少なくないらしい。アンテナが増えてきたので、被害者が増えてきて問題が浮上してきたと言うことではなかろうか。

 現在の騒音の法体系の下では、裁判をしても電磁波や低周波騒音被害と同じく、恐らく勝つことは難しいと 思われる。が、ほんの一つの周波数が「参照値」を超えていると言うことで、勝った例が出 てきた。何の役にも立たない「参照値」だと思っていたが、交渉相手によっては、まんざらそうでもないようだ。

 

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5 Comments

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Unknown (みさき台)
2009-03-22 18:57:18
低周波音ではありませんが、札幌地裁で、マンション屋上に携帯基地局設置の話がもちあがり、住民が提訴、電磁波との因果関係ではなく、共有区分の財産権の問題として勝訴判決を引き出したという話です。
また、東京東急電車が変電設備をマンション近くに作る話が持ち上がり、マンション住民との話し合いの過程でコンプライアンスを抗議に解釈して取りやめになったそうです。
そのた、東京江東区東陽町でスカイパーフェクト巨大アンテナ建設計画が持ち上がり、裁判提訴したという話です。
電磁波関係市民団体(ガウスや電磁波問題市民研究会にお問い合わせください。
ところで、いま佐世保沖合の小さな島(宇久島)に風車50基を建てる計画が進んでいます。
海上風車の実験例と言う意味合いも持つようです。
住民の健康はどうなってしまうのか暗澹とした思いがします。
返信する
みさき台さん (管理人)
2009-03-22 19:19:10
早速のレスありがとうございます。

>ガウスや電磁波問題市民研究会
電磁波関係はもちろんそちらにお任せです。

>佐世保沖合の小さな島(宇久島)に風車50基を建てる計画が進んでいます。
この話は以前に風車被害者から聞いています。
苦情など言うと”村八分”にでもなる地域ではないのかと
私も個人的には非常に心配しています。
返信する
宇久島風車建設 (みさき台)
2009-03-27 11:54:07
アップ有難うございました。そうですね。同じ携帯基地局の問題でも、低周波音の問題ではありませんでしたね。混同して失礼しました。ところで、「ほんの一つの周波数が「参照値」を超えていると言うことで、勝った例が出 てきた。何の役にも立たない「参照値」だと思っていたが、交渉相手によっては、まんざらそうでもないようだ。」とありましたが、具体的にどんな取り組みだったのか、ご存知でしたらお教えください。
また、そちらに書き込みさせていただいた理由の一つは、佐世保宇久島のことが気にかかったからでした。この小さな島に「国内最大、2011年度供用開始目指す」http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20090228/08.shtml長崎新聞とあり、あたかも無人島のように4000人弱住民が住んでいるのに、具体的に計画が進行していることに危惧を感じたからです。逃げ場のない島民はどうなるのでしょうか?とても心配です。
返信する
具体的な取り組み (管理人)
2009-03-27 16:01:17
>混同して失礼しました。
いえいえ全然。
携帯電話の使用についてでさえ問題になるくらいですから
この問題ではむしろ電磁波の方が大きな問題だと思っていました。

具体的な騒音被害者がいると言うことで今回採り上げたのですが、
実はかなり以前から、建築の専門業者の間では中継局の設置は
電磁波、騒音ともに問題となっていたそうで
設置料に釣られてOKを出してえらい目に遭っているマンション業者いる訳ですから
特に、買い取りのマンションでは、最近は設置にOKを出すところは少なくなっているそうです。
可哀想なのは沈滞で入居した場合です。

>具体的にどんな取り組みだったのか、ご存知でしたらお教えください。
具体的な話は
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/9415/sikou/sikou35_kan_sokutei_090317.htm
の後半部分の「日本騒音制御工学会」が現実に絡んでいることなので
サイトにはひとまず載せられませんのでアドレスをコメントに書いてください。
その部分は公開しません。
返信する
アドレス (管理人)
2009-04-09 08:32:47
説明不足だったようです。
>サイトにはひとまず載せられませんのでアドレスをコメントに書いてください。
内容的に個人情報を含むモノなので公開できません。
従って、あなたに個人的にお知らせしますので
この「アドレス」というのは
あなたの「メールアドレス」を教えてください、と言うことです。
返信する

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