日本の現状

特定秘密法案が可決されたとたんアメリカの態度が硬化したが、その事を考えていて思ったのは、戦前の状況に現状が似てきた、と言うより、戦前の状況が見えてきたという事だ。
財政状況が悪化している日本の現状の選択肢は大きく分けて２通りしか見えていない。
一つは、このまま財政状況が悪化するのに任せて、最終的に破綻させてアメリカに従属する国家となる。
国民世論を見ていると、こちらを望んでいる人が少なからずいる。
ただし、日本語すら失われる可能性がある。いわゆる絶滅危惧種である。
朝鮮半島がかつて、この選択をして、後々禍根を残した事を考えると、平和であれば何でもいいという現在の世論が正しいかどうかは不明。
もう一つの選択肢が現在行っている政策の延長線上にある方向性だ。
第二次大戦前もこの選択肢を選んでいたが、明治維新もこの選択肢であったと思われる。
玉砕してでも日本と日本文化を守るという選択肢だ。
先の大戦では実際に玉砕してしまったが日本と日本文化は何とか保たれて現在に至っている。
最悪の場合は、アメリカ、ロシア、中国という広大な領土と資源を保有する帝国と戦争をする事になるが、それでも、これらの国の従属国にはならないという、強い決意だ。
財政危機から脱することが出来れば、日本文化と日本の領土は保たれるし、この難題を解決できれば永続的な国家となりえる。