今わたしはコンバスの練習をすること以外まともには何も出来ない
亀の歩みの如く
何もする気にならず何もしたくない
時に未だ終を夢見る
戦争を否定する
高慢な嘲りは侮蔑する
人のものを盗んではいけないよ
たとえ100パーセントの正しさに裏打ちされたことでも
それを所以に公然と愚弄する人々の神経も下品も溢れ過ぎる毅然にも
離反する
直感の不変は
芯である
人類に於いて真の不変を確認できるのは
皆死んだ後だ
それほどの不確定にもかかわらず宗教チックに寄って
依って
酔って
真実は人の数程
真実は事実に及ばず
真実はオンリーワンにあらず
今わたしが何とかしていることはコンバスの練習をすることだけ
チンタラチンタラ
戦争は嫌いだ
公然と愚弄するやからも等しく
搾取する者も等しく
わたしは離反する
2016.12.17 am1:24
歳をとっての
良い事
覚醒時に止まることなく垂れ流し的に自我が流失しても絶望と伴に哀しい程冷静でいられる事
破滅的に行動が漏れ流れても冷徹に客観視を保持出きる事
10年前わたしは出来なかった
清濁併せた勢いにおいて
一点
老いの巧妙
今これを失ったらOUT
アイデンティティも失くなるだろうボーダーだ
生命線引き締めて
危な過ぎるわたしだから。
2016.9.3 am4:24
尖った稜線に座っている
寝ている
薄氷の地盤
水沫(みなわ)のなりわい
雨露(うろ)の部屋
その中で
猫が三匹
共に居る
渾然一体の
道連れ
生きる術を持たないわたしが
全てを賭して
思念一つで対峙する
端から100パーセント負けているのに
100パーセントで向かっていく
あるのは100パーセントの
意地だけ
ハードな心魂のサバイバル
温もりは
無い
決壊後は飛べばいいと思えば
撤退の必要はなく
譲歩もない
心魂は
最後の一線だから
いつだって
窮鼠は猫を噛みます
いつだって心で泣きながら
命懸け
つぶしが効かない甲斐性なしは
此処に居るだけで命懸け
笑えるアホ臭さ
シャレにならない必死さ
世に浮くうたかた
延命の巣篭もり。
2016.7.28 am7:58
この世と
此処と
あれと
ほっんとうにクサクサ
クサクサ
腐腐
この継続の恒久に思いを馳せれば
それは鈍臭い嫌悪に満ち満ち溢れた圧縮する悪寒の中の精神と魂の陵辱
その陵辱へのパラサイト
なまじにある種機能し過ぎる脳みそを持っているが故の絶望
孤独に馴染みすぎた人生の退廃
辛うじて切れ切れに持続する本能が好むのはやはり肥えた豚より痩せたソクラテス
痩せた
ソクラテス
飢餓が生むのは
羨望の痩せた
ソクラテス
あなたはとても欲張りだと宣ったかつての専門家
違うよ
飢えているだけ
飢えが発生させる幻
飢えには入れないと
飢えは収まらない
埋めないと
肥大する
肥大した飢餓は
我を持て余し我を飛び出て我を侵食しながら暴走する
そしてテンションマックスのまま張り詰めて
自らの終わりを夢想する
夢想にも慣れ過ぎて飽き過ぎて逝ってしまって
孤独も絶望も最早犬の糞ほどの意味もなさなくなった時人は
本気になるのだ
終わることに
真面目は残酷だ
生真面目は煉獄だ
自分を終わらせることすら出来ないまま
延々と終わりが続いてゆく。
2016.6.27 am12:36
雨の音が聞こえてくる
心にいっ時の安堵をもたらす天然の蠢き
通年閉め切りの溶けたゴムで塞がったままの胸の蓋を開け
雨に濡れそぼつ冷えきった清涼な空気を胸から直に吸いたくなる
世の音も
人の念も
万遍なく容積を満たし途切れることなく地面にまで押しやり
有無を言わさず個々人を箱の中に閉じ込める雨の条痕
錆びた脳も
斃る胸も
萎れた体も
役立たずの足も
鈍くくぐもった薄いグレーの生々しい霞に充てられて
賑わいを寄せ付けない凛然たる暗さに孤独を開放し
クスッと微笑み
わたしは雨と仲良し
雨は優しい
毒々しく銀色めいた鋭利な晴れのフィールドより
押し付けがましく見え見えの露骨に逞しい晴れの青空より
雨は優しい
月の仄かほどではないけれど。
2016.6.4 am10:55
夢のような夢を見た
自分ではどうする術も持たず
混乱の渦に翻弄されリピートの中をぐるぐるぐるぐるただ溺れているだけの顕在意識を
寄せ集め、拾い集め、継ぎ接ぎし、掬い上げ
無秩序に切り張りされた真意の断片が
そのストーリーを無理矢理こじつけるように組み立てて
苦し紛れも必死な本能がもがいてもがいて哀しい程懸命に映像を結び
色も形もコトバもニュアンスの芽さえ醸すことも出来ない意識の最下層の
日常の中では感情がほんのちょっと横を見ることも許さずに意識の届かぬ無意識の底に沈みかけている一番端の一角に
ほんの一瞬
浮き上がって
無意識からの
コンタクト
意識はさらにスーパーエゴに塗りつぶされて何一つの動きも無い自身に
毎日毎日本来何の謂われもない罰を止まることなく延々と人生分垂れ流し続けて
わたしはわたしに呪われて
眠りの中でさえ自分を律し戒め
夢に思うことさえ禁止して
抑圧は人の心なんていとも簡単に抹殺します
ありがとう見えないくらいに小さな微々たる無意識のわたし
その夢の尻尾を辛うじて感じた
すかさず切れないように消えないように現実の顕在にまで手繰り寄せ照らし合わせ祈るように分析し
罪の真相と
罰の善し悪しを
危険なく意識に滲ませることが出来ました
わたしはただ自然の範疇に生まれ出て
単に人である事実は万物と同じ
夜見る夢はいつも
あまりにも現実離れした架空のストーリーが幾重にも混ざり合い取り留めのない支離滅裂な混濁だけど
その夢のような夢は
初めて
わたしの無意識がわたしに見せてくれた汗一滴分の優しさ
わたしがわたしから差し出された
綺麗にたたまれた一枚の白いハンカチ
あなたは今までずうっと
わたしに気付かれることなく
わたしを見ていてくれたのですか?
2016.6.2 am2:32
壊したくなるのは子供の頃から
人生折り返した今もその衝動とは常時対峙している
治めることに数え切れない多くの時間を無益にただ眺め
治まったと思う尻からまたぶり返す
そうして詩を書くことが出来るあなたはまだいい
ある時知らない専門家に宣われた
いいですか何十年も人生を無駄にして
肥えた豚より痩せたソクラテスは生き様の魅力
あなたが看ているそのクライアントが羨ましかったよ
そんなに思ってもらえて
死ねる人が羨ましいなんてね
死んだように生きていく重労働をポイッと捨てられて
始まりさえ壊れて無かった
鍵もドアも部屋も人も
愛は人の御話
小さな箱の中のフィクション
荒漠に居て
寂寥だけを見ていたから。
2016.5.31 am11:26
ハレルヤ ハレルヤ
天気が良けりゃハレるんだよ
アーメン
まだそんなコトバに丸投げして
祈りが通じるんじゃない
行動の成果がラッキーを伴いつつ実を結ぶのだよ
どれだけ快感物質にしがみついて
脳をたらし込んで
例えば一日に何人も何人も客を取らされエイズや暴力で死んでいくような世界の多くの幼い子供達を
ハレルヤは助けもしないのに
その子供たちの為に祈りましょう・・・
脳が満たされ満足ですか
救われない
世界も
あんたらも。
2016.5.30 am5:45
昔音楽を苦しみにしてはいけないと雲の上のある人に言われた
それをわたしに言うの?とわたしは思っていた
己の不可知が己の限度を超えて針を遥か上空の彼方にまで吹っ切ってしまった時
音楽どころじゃない
それどころじゃなくなってきます
仕事でも義務でも責任でも誰に言われた訳でも頼まれた訳でも何でもなく生業の極々微細な一助にも成り得ず何の役にも立たないただの個人的趣味趣向の範疇でしか在り得ない穀潰しの異名のものなどは
情の存在しないフィールドにあっては真っ先に切って捨てられる立場に在るのですよ
殺されるの?と思う恐怖に対峙し萎縮しきったペチャンコのただの薄い薄い一枚のプレスされた紙になってしまった情念は
刻印されたのではなく
変形
元のカタチはありません
全く別個の肉の塊りに
変化
マジックではありません
変身です
異なる者に
なります
音楽何それ
人生?関係ない
夢?希望?将来、計画、愛?自分???
知らない
知らないの、そういうもんのことは
それらはね
薄い薄い
地面に同化した輪郭を持たないちっちゃなぼろぼろの溶けそうなシールの上には
乗らないの
心を搾取され虐待された幼き魂の
悲しみや寂しさや虚しさが
やがて苦しみや憎しみや嫌悪や恨みや辛みになって
自己内へ向かうか自己外へ向かうか
晴れるか晴れないか
それだけの違いでしょう
ただその時そこで受精卵になり
その時そこへ生まれてきたというだけ
天と地の違いがあるのに
天から地は見えないの
人間ごときには
地からは知る術が
無いの
それだけのこと
それである時辛うじて音楽に引っ掛かって
細ぉく細ぉくそのほとんどが切れたまま極極稀に音楽に触れて
そんなものはね
内なる巨大な無慈悲冷酷の前にあっては
何の力も無い
種の概念さえ無いのに
幸せや期待は
人間一人をぺチャッと押し潰すに余り有る
単なるプレス機の巨大な鉄の塊りにほかならない
そんなことも解らない人達の中で生きていかなきゃならないのは
本当に疲れます死にたくなる程に
内へ向かうか外へ向かうか
晴れるか、晴れないか。
2016.5.27.pm7:40
わずかでも光りは射す
小さくても希望は来る
生きていれば
五年後の私は見えない
十年後の私は見えない
その先の私も
今は
五年後の私は居る
必ず
十年後の私は居る
必ず
生きていれば
場所が変わり
人が変わり
状況は激変し
業わいの辛さに途方に暮れ
いっそ死んでしまいたいとの思いに
取りつかれる日々が続いたとしても
五年後私は笑い、くちずさむ
十年後私は明日を思い、今日の日を振り返る
どこかに出かけ誰かに会い
飲み、食い、眠り、
風呂に入り
将来という次の朝を迎えるだろう
何度も。何度も。何度も。
生きていれば
死なず
生きていれば
今を。
2016.4.21 am3:00
innocence
君を頼らずとも独りで行けばいい
君に寄らずとも
虚空は元より独りのもの
仲良しこよしは在り得ない
虚空は見れば見るほど吸い寄せられて行くから
人様には話しすらすることもないけど
こちら側のどこかその一点に立った時
わたしは自由だ
呪いなんて
自分のものですよ。
2016.3.22 am3:45
琥珀になりたい
青
の
琥珀に
fossil を跨ぎ
青い
琥珀
に
重力をスルーした
無い
かの如くの
凛とした漂いに
深い深い
空の向こうの
海の底の
色に
地の奥遠い時間からの
青
の贈り物
になりたい
拙い歌も
それより遥かに拙い、音も
切れぎれの
詩も
歩みの無いに等しい
心も
体も
行く先の道のりも
全て
Amber
Blue
Amberに
だってこれから
歩きたい
全て
に間に合うことはないけど
空の人に問いたい
地の人に問いたい
しどろもどろの白く細い結実の無いあぜ道
行ってもいいよね。
2016.1.19 am6:26