詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

外気にて

2009年05月27日 | 空の森 2010
北も南も開け放した窓から流れる早朝の冷気が一瞬
わたしを森に置いた

一瞬
ここはどこだろう
森だ
わたしは自分が今散歩してるのかと思った
こんなに自由に軽く動く足でわたしが歩いている

木々の匂い
朝露に濡れそぼった葉の匂い
草いきれ
湿った土
立ち込める土の匂い
簡単なサンダル履きの素足に伝わる
土の冷たさとざっくりとした土を踏む感触と音

陽はまだ遠くにあって
ここにはその影だけが薄っすらとミストになって漂うだけ
近くにはつかず離れず木々の間に間に静かな君の姿必ず
薄暗い外気の世界
一瞬の気のワープ

愛とはこうにも
死ぬことでしか成就しないものなのだろう。

09.5.27 am5:38




居る

2009年05月22日 | 空の森 2010
ピエロになれるほどの思いやりなんてないので
せめて
せめて
黙ります

ピエロになれるほどの破壊力もないので
せめて
限度はとっくに超えつつも
耐えます

ピエロが道化るみたいな心的体力使ってしまったら本当に一瞬にして全てを切ってしまいかねないので
一所懸命
一生懸命
薄ら笑い浮かべます

ヘラヘラ
ヘラヘラ
意味もなく浮かべます

でも時としてどうしても自分の眼の中に冷酷が出てきてしまうのは
押さえられない
鋭い矢のような
冷たいナイフのような

視線一つで致命的なメンタルの打撃を与えられるって解かっているので
なるべくに早々に逸らすようにしてはいます

ごめんなさい
母親

配偶者
せっかくわたしなんかとお友達になってくれたのに勝手に不義理して縁を切ってしまったかつてのお友達の人達
音楽の先生メンタルの先生フィジカルの先生
可愛い可愛い猫達

でも
黙ってるわたしは本当は凄く頑張ってるわたしです
ヘラヘラしているわたしはすでに心の中で悲鳴上げてます
疲労で泣いています
でも
耐えますそれしか人並みに出来ることがないので

居る為に
居られるように。

2009.5.22 am6:07