pureは残酷
共に荒野に消え
闇の無限に吸われてゆく
真実は不毛だ。
07.12
一年生きれば一年分の
カオスが深くなるだけ
人を知れば知った分だけ
己の孤が広がる
心深くなるほど明白になる
深奥の裂傷
人の常には余りに不釣り合いな
自我の不具合
年齢はどんどん
わたしの逃げ道を消してゆく
2007.11.4 pm2:30
ただ抱きしめられたい
冬の日の日溜まりのように
ただ抱きしめられたい
寒い日の日向湯のように
それはきっと人の手に在らず
そのまま眠りたいなら尚のこと
全てを打ち明けてただ受け入れてもらえる
終の淵を天然に求めて
いつか行ってしまえばいい
わたしの負の情動を
誰に流してもいけない
早く殺してしまえばいい
わたしの自我なんて。
2007.11.4 pm2:16
哀しさは言わない
声は封印
言葉は埋没
漠は独り
雫は独り
誰も耐えられない
途中で帰ります
迷落の無限
連れは痛んだ足
何にもしてないよ
ただ見てるだけ
風が好きだし
打ちつけては引いていく遥か下方の波
神経裸でごめんなさい
なのに生きててごめんなさい
何にもできなくて
ごめんなさい。
2007.11.4 am9:16
この闇この暗さ
なんて落ち着くことだろう
ふいに動かなくなった体はただ横たえておく以外為す術がなく
お陰で本来のわたしに最も似つかわしい光源の無い部屋で自分を見た
社会とは一線を画したわたしが浮き上がる
生業を持てないわたしが底に寝ている
日常も生活も拒絶したわたしの肢体は
ゴミための中のゴミと同じだ
ゴミはいずれ捨てられても
それ自体極めて常識的出来事だろう
わたしが少しでも生きようと思ったら
決して自分を出さないことだ
少しでも自分を続けようと思ったら
決して言ってはいけない
言ってはいけない
貝に徹することだ
あらゆる関係とのそれがバランス
生きることへのそれが折り合い
ひび割れのひびは人知れず
深くなるしかないだろう
人に言ってはいけないと
学習を増すばかり
自分を見せてはいけないと
経験は確立している
それがどういうことかって人に言っても埒は開かない
試しに言ってみたってこれ以上の絶望を増やすことに
意味はない
わたしの人生の全てが
言ってはいけないと言っている
四十六年分の全てが言うなと言っている
自分の人生でしか考えることが出来ないから
そうするだけだ
生き長らえたかったら
捨てることだ
自分なんて。
2007.10.30 pm7 31
本が読めない活字が終えない
二行が限界
ギターが弾けないコンバスも始められない楽譜に向かえない音符を追えない
一つの音も
好きだった音楽さえ聴けないというのに
興味あるはずの事柄に心が一つも動かないというのに
故障した手が痛む
書きたい欲求が止まらない
一番言えるはずの人に
言えない
消えたいのに
死ぬことも出来ない。
2007-09-26 16:50
あなたの
好き、
は
わたしの一番大きな喜び
心の最も深いところに出来たたった一つの明るい部屋
夢を見ることの否定ができない癒しの場所
わたしの純粋な
架空の夢。
2007年09月14日 12:06
A氏の作品に
どんなに自分がダメだと思っても
どんなに自分はあなたに相応しくないと思い詰めても
どれほどこの崩れた体を目の当たりにしても
やっぱりあなたが好き
それは何ら変わることなく
それどころか
本当に日々目が覚めるたびに新たな恋をしているみたい
毎日子供のように無邪気にあなたを好きな自分に出会っているの
親を請う子供のようにあなたを請い
子を慈しむ親のようにあなたを願い
恋する女そのままにあなたを求める
最後にはどうしても
あなたが好き
な自分だけが残ってしまうの
あなたが好きなだけ
なわたし
何故あなたは
わたしをこんなにも許してくれるの?
わたしの純粋な
架空の夢。
2007年09月13日 11:06
A氏の作品に
だって言えない
一緒とか 将来とか
今更のわたしだものそんな図々しいこと
身の程知らずなこと
厚顔無恥
厚顔無恥
あなたの人生に係わること
それをわたしなんかの為に乱してはいけない
わたしが所以であなたの人生に重い石を投げてはいけない
そんなことしちゃいけないそれは出来ない
あなたの人生の根幹にわたしが踏み入ったりしたら
あなたを汚してしまう
わたしのせいで
だってわたしはもうボロボロ
何もかもボロボロ
体も心もよれよれ
あなたに相応しくない
だから言ったらダメ
だから言うの我慢するの
わたしの純粋な
架空の夢。
2007年09月13日 10:33
A氏の作品に
今日は寂しかった
ずっと寂しかった
さっき写真見た
わたしは
ダメな気がする
あなたにふさわしくないと
わたしの純粋な
架空の
夢。
2007年09月12日 21:47
A氏の作品に
あなたのことが好きで好きで
あなたのこと好きな気持ちだけが溢れて溢れて
こぼれてもこぼれてもどんどん溢れて
一人歩きしてしまう
止めることなんてできないの
他のことが何にもできないのに
あなたを思う気持ちは尽きることなどあり得なく
毎日が新しい恋の始まりみたい
生活のことも自分の事も出来なくなってしまったわたしなのに
あなたのことが好きで好きで
泣いてしまうほど好きで
あなたを思うことだけに生きているの
あなたを思う世界でしか生きられない
自分になれない
いいのかな
わたし
わたしの純粋な
架空の
夢。
07.8.20 pm4:43
A氏の作品に
あなたに触りたい
毎日触りたい
毎日ハグしたい
毎日キスしたい
毎日そうしたい
毎日抱っこしたい
したい したい したい
毎日一緒にいたい
あなたと一緒に暮らす
毎日一緒にいる
あなたのために料理を作り
あなたのために掃除をし
あなたのために洗濯する
一緒に食事して
一緒に寝る
一緒に散歩して
一緒に出かけて
一緒にドライブして
行ってらっしゃいのキス
おかえりなさいのキス
待つ
あなたが帰ってくるのを待つ
あなたが帰ってきたら
とっても嬉しい
誰よりあなたに会いたいから
一緒にいたいから
嬉しい
そして一緒に寝る
抱き合って一緒に寝る
一緒にいる
夢
夢
夢
だからいい
夢だから
見ていれば
わたしの純粋な
架空の
夢。
2007.8.20 pm3:36
A氏の作品に
わたしの純粋な
架空の夢
あなたへの通信が
たった一日途絶えるだけでわたしは
性格が変わる
世界が落ちて
視界が空(から)になって
自分が空(くう)に浮いている
その後一瞬で落下して全てが消える
先の見えない土の地平線
土の上に寝ている
永遠の土以外は何も無い
土だけ
あとは曇天の空永久
あなたを絶たれたわたしは
蠢く虫。
2007.8.19 pm8:44
A氏の作品に