詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

元々の

2006年10月27日 | うたかた 2006

薬無い日を続けていたら
思い出したよ投薬以前のわたしのこと
同んなじだ
今のわたしと

何も受け付けられない
誰も受け入れられない
一歩も外へ出たくない
誰にも会いたくない
何もしたくない
話したくない

ただ時の流れにオールを捨てて流れて
ただ無益に時の後ろを見送って
この世の全てから離れて寝る
わたしが死ねる日はいつだろうって夢見て
同んなじだ

薬使わない本来のわたしが今のわたし
恐ろしいねこの脳みそは
薬が切れて一ヶ月も経たないのに
わたしがわたしを徹底的に駄目にする

笑うことも忘れて
表情も消えて
人から乖離する
声から逃げたい

一生寝ていたい。


不実なイキモノ

2006年10月23日 | うたかた 2006

何もかも嫌で何もかもどうでもよくて何もかもどうにもならなくて
眠っている時も肩の力が抜けないって二十代の頃書いたけど四十代半ばの今も変わらず
己に係わる全てを離反しては行き場もなく終わりもなく出口なく
溜めては溜めては更に溜めて尚も溜め込んで溜めるほどに追い込まれて追いつめて
全身がカチコチになって発するコトバも見えず
ただ黙って
ただ見送って
不実なイキモノだ

相変わらず。


外出

2006年10月22日 | うたかた 2006

服選んで
靴も
靴下も
バックも
髪の毛も
取り立てて何があるわけじゃないのに

もうそれ考えるだけで
頭が白くなる

病院も
レッスンも
買い物も
外出

涙腺が
緩んでくるよ。

pm9:48


想像力

2006年10月22日 | うたかた 2006
苦しむのは嫌だから
眠るように死にたい
コロっと
あっさり死にたい

死ぬわけにはいかない理由
無視することは

天涯孤独の身だったら
苦しむのは嫌だから
コロっと死にたい
今死んでも
いいでしょう別に

想像力なんて
無ければいいのに。

褒められる

2006年10月20日 | うたかた 2006

褒められると
不安に
なる
意味がわからないと
不安に
なる

どうしていいのか
窓を
閉じる

そのうちに恐ろしくなって
縮こまる

もうこれ以上は聞けないと思って
口籠もって
退く

不安だけが独立して
いつまでも
残る

泣きたく
なる。


野生

2006年10月18日 | うたかた 2006

崩れた理性より怖いのは
目覚めた野生だから

猫達
わたしには今しばらく近づかない方が身のためだ
わたしと目を合わせない方がいい

取り繕いの理性と
その裏の壊れた野生は共存できるものだから
人の目なんて誤魔化すのは容易いことだから

猫達
トバッチリ受けないように
わたしを無視して暮らした方がいい

壊れた野生は
より弱き者へ向かうのはお約束

野生の感同士
離れていようね。


破壊の衝動

2006年10月16日 | うたかた 2006

破壊の衝動が胸を突く
破壊してはならない全て

病院送りか
それもいい
一年も眠っていたいよ隔離されたベッドで
どれだけ平和なことだろう世間から遮断されて
生活から切り離されて
今入院してる人ごめんなさいでも

破壊の衝動が胸を突く
これを一生押さえつつ生きて
ここにいられるわたしは

一生これに耐え続けるのか
破壊の衝動が
胸を突く。


タイトル未定

2006年10月16日 | うたかた 2006

まただこの気分
もううんざりだ
止めなさいいい加減
そんな場合じゃないだろ
自分辛いだけだろ
充分経験しただろ
足りないことなんて無いだろ

疲労してぐったり寝るだけだよ
丸まって寝るだけだよ

病気だよ
経験なんて
無益だ。


一日・・・

2006年10月10日 | うたかた 2006

わたしの一日は長いから
考えてる間に
思ってる間に
ぼうっとしてる間に
十日も一ヶ月も一年も経っている

わたしの一日は十日であり
一ヶ月であり一年であり

あっと思ってる間に
えっと思ってる間に
ああと思ってる間に
月日がかさんでいる

過ぎた月日年月というものは
二度と返って来ることなどなく

わたしは
社会にも世間にも家庭にも
時間にも自分にも乗れなくて
いつも
途方に暮れている

一日が
終わらない。

10.9pm10:35


サガ

2006年10月02日 | うたかた 2006

自分で作った超自我を壊すなんて出来ないよ
育てられによって作られた超自我を壊すことも
出来ない

あと30年40年生きたとしても
人としてのその大きな時間に望みを抱くなんてしない

自我による超自我の瓦解なんて
45歳のわたしには望みのしようがない

多少の軽減があるとしたらそれは
時の恵み
有り難く体感させて頂こう

超自我は
サガとしてわたしの根幹を黒く覆い被さって
わたしの一生は負けたまま終わるような
気がする。

am2:50


夕景の蠢き

2006年10月02日 | うたかた 2006

夜でも昼でもないのね
わたし

夕方
一瞬の色づき
アンダンテ・カンタービレが終わるまでの
揺らぎ
影も落とさないもやの蠢き

自分の得体が知れない
知れない
わからない

二十四時間の一日があったって
夕景のアンダンテ・カンタービレがたった一度流れてしまえば
終わり

あとは
実の無い脳の浮遊。

am2:56