西伊豆土肥 青木興業のブログ

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共同浴場のすすめ

2011年12月08日 | 社員のつぶやき
写真は土肥の元湯温泉。

私は共同浴場がとても好きです。
場所によっては露天風呂だったり、大きな湯船があったり、とても共同浴場とは思えないような素晴らしい環境の浴場がありますが、一般的には小さな建屋の屋内にこれくらいの湯船であるのが標準かなと思います。

温泉旅館は、古くは内湯をもたない宿が普通でした。
温泉地に湧き出た温泉に人々が集まり共同浴場となり、共同浴場のまわりに旅の宿・湯治宿ができて温泉旅館になったということで、もともとは外湯のまわりにできた宿が温泉街になったそうです。
温泉旅館の各々が内湯をもち始めたのはその後のことで、現在の温泉旅館の形になっていったということです。

となると、
共同浴場ってその温泉地のなかでも歴史ある古い湯船なんじゃないのかな?
また、
源泉も自噴で、かけ流し率が高いのではないかな?

なんて勝手に思っています。

温泉の湧出量にあわせて湯船の大きさを決めないと、新鮮な源泉かけ流しの湯船は出来ません。
循環式の湯船は、湯船に対しての湧出量が少ない、温泉温度が低い、多くの人が入る衛生上、といった理由があると思うのですが、限りある温泉資源を有効に活用する良い手段だと思います。むろん、正しく管理するのが前提ですが・・・。

そんな循環の設備もなかった昔から存在した共同浴場って、
源泉かけ流し率が高いんじゃないかなと思います。
また、長い歴史の中で湯船の大きさも調整してきて、鮮度も温度も衛生面も、至極贅沢なお湯になっている可能性が高いんじゃないかなとも思います。
それに地元の年配の方と風呂の中での交流もできますしね。

そんな理由で、
あちこちの温泉に行ってもまず、共同浴場を目指して入るのです。

泉質はその温泉によって色々ありますが、良く分かりませんし、
ほんとに適応症に効いてるのかも分かりませんし…(鈍感?笑)、
匂いと色を楽しむことくらいにしています。
ただのお湯とは明らかに何か違います。それは分かるのですが・・・。

癒しを求めるときは温泉旅館。
ちょっと、温泉通になりきってみるかというときは共同浴場。

使い分けが良いかもしれません。

ともあれ、
裸の付き合いの共同浴場の文化と
豊かな温泉資源がある日本に住んでることって幸せなことです。

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