合気道 今日の稽古 教えるということ

さて、そろそろ夏休みも終わり。

９月になると学生さんたちは学校に忙しくなりなかなか稽古には来る事が出来なくなります。

この一ヶ月ちょっとは自分にとっては初めて人に合気道を教えた夏でした。
まだ一級されど一級。学生さんたちに合気道の楽しさを教えることが出来たのか？正しい技を教えることが出来たのか？自問自答をくりかえしています。

教えるということはすべからく気持がいいと感じる行為です。優越感、自尊心を満たす行為です。そして、教えられる人間にとっては教えてくれた人の言葉、行為が必ずその後のその人自身に大きな影響を生じるものになる。それだけに客観的に自分を見ることが必要になります。

ひと夏の間にいろいろなことを伝えてきましたが、最低限伝えたのは、日々の稽古を通し先生や先輩方に教えていただいて実践することが出来るようになったもの、本を読んで実際に試して先輩方に通用したものに止めました。

合気道の技のみならず、道場に居るということによって、社会人を経験している自分や先生、先輩方と接することによって、学生さんにとってどのくらいプラスになることがあるのかを考えて一言を言い、行動をとるようにしなければいけないのだと思いました。

道場は学生さんにとって社会人と対等に濃密に接することが出来る貴重な場ではないかと思います。

たくさんのことを考えさせられた夏でした。