意外なご相談

朝一番で、ご訪問いただいたお客様。

福島から松戸に避難されているとのこと…。

そして、ご相談の内容が、なんとなんと、

「東京電力への損害賠償請求書類の書き方」のアドバイス

でした。

先日、ニュースでこの記載が実に大変であることを知ったばかりでした。

このご相談は専門ではないことをご説明したうえで、

少しでもお役に立てれば、という思いで一緒にこの書類と格闘してみました。

専門ではないとはいえ、書類を作成することには多少慣れているこの私でさえ、

この申請書類は「？？？？？」という感じでした。

ページの順番通り記載していけば、完成するのではなく、

後から記載したものの合計を前のページに記載したり、

同じ医療費でも震災前からのものと震災後に発症したものとでそれぞれ分けて書かせる

などなど…。

書類を書くのに不慣れな方やご高齢の方は非常につらい作業になると思います。

また、必要添付書類も被災地でこれが取得可能なのだろうかと思うようなものもありました。

う～ん。これでは被災者の方々の東電に対する不信感は募るばかりでしょうねぇ…。

結局、「こう書くのではないか」と思える範囲のことしか対応できず、

弁護士会などで実施している無料相談をうまく利用して

スムーズに賠償金を支払ってもらえるよう自ら動く方法を考えましょう！

くらいのアドバイスをするしかできませんでした…。

本当に、もっともっと、スムーズに対応できないものでしょうか？？？

自身の無力を痛感するとともに、もっと被災者に寄り添った政治をあらためて期待してしまいました…。

被災者の方が一日も早く元の生活に戻れますように！