友よ信じておくれ 友よまだ捨てたもんじゃねえ
転がっても すべり落ちても ねじ伏せられても 研萌
2009年4月1日付けのタイトル「田舎が一番」で福島県大熊町の人たちのことを書いていた。
あの日見たあの街が今、大変なことになっているという現実。
2年前、高校を出たばかりの君がこの街を訪れた時の第1声は「な~んもなかね!」だった。
そして、2年後、君は今、世界で一番危険な場所で自分の職務を全うしようとしてる。
かつて、大きな夢と希望でいっぱいだった君の心は3月11日、ズタズタにされたはずだ。
「誰も知った人のいない遠い町で本当にやっていけるかい!?」
父の激しい言葉を噛み締め、小さくうなずいていた君。
今、遠く離れた場所で責任と義務を噛み締めて作業に徹する君を、
父は誇りに思います。見守ることしかできない非力な父ですが・・・。
2年前、君と福島で別れる時、二人で初めて堅い握手をしましたね。
その後すぐに背を向けたのは父の厳しさではなく、泣いてる父を見せたくなかったからなんです。
君が向いたい方へ進んで行って下さい。大丈夫!きっとうまくいきます。
おーい!こっちは今、桜が満開だぞー!。
「私は書きたい」 武者小路実篤
私はひそかに詩がかきたい
誰にもわからない詩がかきたい
そしてそっとそれを
しまっておきたい
そして私が死んで
何年も何年もたったあとで
一人の人がそれをよんで
そしてそのまま
そっとしまっておくような
そう云う詩がかきたい
「みんな」 銀色夏生
私が迷ってないとき
迷ってる誰かがどこかにいるかもしれない
だから私は元気なときは
人に優しくしようと思う
私が迷ったときでも
迷ってないだれかが どこかにいるだろう
いつか私が人にやさしくできたように
だれかが私を遠くから支えてくれていると思って
それを支えにして乗り切ろう
いないかもしれない人々でも
いると信じれば
いる
そして本当にいるのだと思う
それが
みんなです