
ずっと、雨音が聴こえている。
昨晩、傘を差して歩いて見上げた夜空は
霧雨というのかな、細かな雨が真っ暗な空から生まれて
降り注いでいたけど
時間が経つにつれ、どんどん雨粒は大きくなっていって
大降りといっていい雨となった。
今日も雨。
今日は、寝坊。
起きてカーテンを開けて見えるのは雨の町。
完全なる急速美を…じゃなくて(PCの誤変換)(>_<)
完全なる休息日をとるべく
雨の日特有のこの雰囲気に寄り添ってみたい。
普段、世の中の時計の針ってのは、目まで回ってしまうくらい速い。
それこそ、急速な世の中だと感じる。(これが急速美?)
世の中の時計の針に自分の針がとても追い付けないと感じると
ドドッ…と疲れるけど
こういう日に巻き返しを図りたい。
巻き返せられるか分からないけど
蚕の繭糸をイメージしながら巻いてみたい。
『いーとーまきまき、いーとーまきまき
ひいてひいて、とんとんとん』
姪っ子が幼い頃、一緒に振り付けで歌って遊んだことを
ふと思い出した。
それこそ、時間などこの世の中に無いかのような
あどけない時間だったっけ。
子供はやっぱり、この世にいながら
どこかが時間のない世界に、秘かに糸一本分繋がっている
…詩だね。(>_<)
天使だね?
繭から紡いだ糸でホッとできるような衣を纏って
時間に追い付いていけるように、追い付けなくても大丈夫なように
完全なる休息をとって
雨音が造り出すメロディーに耳を傾けて、
存在しよう。
たわわな雫は、なのはなの葉の上にいて
その瑞々しい姿は
一陣の速さで、その透明感を纏い現れ世を歌う
その輝きにひれ伏した僕は佇むだけの昼行燈だけれど
溢れんばかりの雫の
その美の下で僕ら、生かされてる
ありがとうの歌
溢れんばかりに降り注ぐ