
これは、3週間前くらいの雨の日の
アイリスです。
ものすごく小さいサイズの、
ミニミニサイズのアイリスです。
カキツバタとか、アヤメとか、ショウブなどに
似ているアイリス。
ここでまた思い出話を。m(_ _)m
子供の頃、ショウブかアヤメかどちらかだったと思うけど
庭(植物が生えてるだけのところ)に
咲いていて
母だったか祖母だったか、どちらかが(←これもまた記憶が朧気)
学校に持っていきなさいということで持っていって
濃く番の…黒板の前の机の上に置いておくと
先生が花瓶に生けてくれて
数日間、さっきまで庭で咲いていたアヤメなのかショウブが
今度は、教室の中で咲いていて
グレーや白しかない味気ない色だけの教室の中に
爽やかでもあるけど、落ち着いた艶やかな紫色を添えてくれていた。
小学校低学年だったから
ちょうど、詩というものと出会った頃だった。
女性の先生だったからかな、そうやって生けてくれて
ありがたかったな。
その先生、よくグリーンのワンピースを着ていてね
良く似合っていたのだけど
そのワンピースも、教室の中に色どりを添えてくれていた。
ショウブ(アヤメ?)と、ワンピース。
紫と緑の、教室の思い出話でした。
雨の中、咲いた
霧雨と、春雨と、合わせたように
さらさらと
更紗の衣は紫色で
美朗度の光は滑らかで
星空の中、瞬いた
太陽と、月と、星と、出会ったように
きらきらと
一夜君と語る、一生本を読むに勝る
星座の声は青い星を包み
物語は絵本の表紙を
花の色で優しく彩り
季節の中、微笑んだ