つつじ

空は、水色。

昨日、街まで行ってきた。

街中は久しぶりだった。
ツツジが街中を明るく彩っていて綺麗だった。

昼の間はあんな用事こんな用事で
あちこちと行っていたので
夕方頃からの街。
仕事帰りの人たちで賑わい始めていた。

僕の目的は展覧会なるもの。
他に行けそうな日がなかったので
閉店時間を気にしつつ
鑑賞させて頂いてきた。

見終わってから時間があったので
駅ビル内へ。

そこでどっかで見覚えのあるなぁ…
と思う方と遭遇。
仕事関係の方か、近所の方とか？
はて？…と思ったけど数秒後に

『あ、アナウンサーの方だ…！』
と分かった。

県内ニュースなどで見掛けたことがある方で
『あっ』と思っているうちに
行ってしまったけど

多分、アナウンサーさん。
それか、物凄いよく似たソックリさん。

思わず
『ニュース読んでくれていつも、
ありがとうございます』
と、心の中で挨拶をした。
(通りすぎてからだけど…)

でも、アナウンサーさんが
僕らの街にいるものだろうか？
やっぱり、ちがうかな？


普段、草花ばかり眺めている
僕みたいな田舎者は
テレビの中で見掛ける人に遭遇すると
やっぱりビックリするね？

同じ人間なのだけど
『おお～…！』って、
思わず立ち止まってしまった。

そして
いつもの書店ではないけれど
書店をウロウロさせて頂き
次の用事を済ますべく向かうのでした。


そんな
久しぶりの街だった。

街の中にも、花が結果咲いていて
街路樹や街の雰囲気鑑賞も兼ね

ブラタモリのように
ブラスライドしてみたいと思った
つつじ咲く、街でした。







何気ない生活の中の
ささやかな時間が
展示されてあるようでもあった

尊敬する芸術家が言った
『芸術は爆発だ！』

作者は
僕ら市井の
妻であり母であり
花を愛する人かも知れない

爆発しては花の匂いが
弾け立ち込め

弾けた花は
彼女らの、こころ