メリーゴーラウンド

数日前、書店をウロウロした時
つい、絵本を立ち読みしてしまった。

なるべくしないようにしているのだけどね。
ついつい、誘惑に負けてしまった。

立ち読み、感動的な話を読むのだけは避けたい。
大の大人が、絵本を読み涙ぐんでいる姿を
見られたくないではないか？

仕事帰りにそんな人を見掛けたらシュールでしょ？
疲れてる人を余計、疲れさせてしまうかもしれない
それはいけない。
申し訳がない…(-.-;)

だから、絵本の立ち読みは禁止事項なのだ。
絵本、大好きなんだけどね…(>_<)

でも、ワンフロアもあって広い書店だから
つい…。

前に、姪っ子＆甥っ子に読んだ絵本では

『つるの恩返し』
『かさじぞう』
『白鳥の王子』
『人魚姫』

…が危なかった。
涙声にならないように、
ないに等しい腹筋を全力で稼働して
声が揺れないように
絵本を読んだものだった。(←バカだなぁ)

姪っ子の１人が人魚姫が大好きで
他の１人は白鳥の王子が大好きで
毎晩、読んでほしいとせがむので
預かって泊めた日はいつも涙声との闘い…。
(何度も負けたな)

ちなみに…
ぼくは幼い頃
毎晩、母親に同じ絵本を読んでほしいと
せがんでいたそうだ。
今も、その物語は覚えている。

子供はいつの時代も
絵本の世界が大好きなのだね。

絵本はイラストレーションも良い。
ここでも、芸術が爆発しているから
観ていて楽しい。









足を手に入れた代わり
声を失った女の子は
たぶん
泡になってもなお
それでも
大好きだったのだろう

大好きな人の幸せを願い
好きとは言えずとも

一緒に居られないことは
分かっていても

泡となって
人々に美しく輝く水面を
見せることのできる

海そのもの
永遠、となったのだろう