Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

歌う

2007-09-03 | Weblog
泣き出したい衝動にかられる時がある。
何故。

普段はあまり触れない、触れないようにしている
心の奥の、ずっと奧
きっと、何かに反応しているのだ。

こんな夜のこと。

皆同じなのだ。
皆、少なからず同じような思いを 持っている筈だ。
でなければ、僕は特別な存在になってしまうからな。

すれ違う人々は、笑っているし、無表情だし、無関心のようだが
それぞれのことを信じている筈だし、疑ってもいるし、興味はある。


迷いの多いこの世界だから、いつの時代も憂い事のある世界だから
疑いつつ、でも 信じつつ人々は
小綺麗な歩道を足早に歩く。

この世界で、あえて。
最も大切なものを探してみる。

そんな必要があるのかも。

泣き出したい衝動とは、それが胸張って出来ないから。
なんじゃないかと、思うんだ。
求めていいのに、求められずにいるのは
なんとも、少しばかり寂しいものだな。

どこまで続く、この道は?
行く価値がない気がしても、行ってみなければ。
未来が分からないからこそ
そこまでの道のりに
意味があるのだ。



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little mine

2007-09-03 | Weblog
たまに
何やってるんだろう、何のためにいるんだろう
ってさ、思うときがある。

君と出会ったのは、何のために?
君の意味は、何だろう?

考えても仕方ないかもしれない。
でも、君によって ゆらゆらと揺れる僕がいる事実は
どうしようもなく
秋になっても存在しているのだ。

笑っちゃうんだけど。
何にも囚われずに、自由になることとは
いったい
どういうことなんだろう?

世界は小さい。
大きいように虚勢を張る世界の中で
なんと小さい

僕なんだ?

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エネルギー

2007-09-01 | Weblog
何も、浮かばない。九月のはじめだというのにな。頭の中は、停止したままである。
今日は、防災の日?学生の頃、この日は毎年訓練したな。教室のスピーカーから「ゴー!」という…地震が起こってるらしき音がして、教えられてた通りに机の下もぐって、「音」が止んだら防災頭巾を被って速やかに、静かに、整列して避難する…。懐かしいな。
果たして、本番。その通りに出来るかっていったら、出来ないかもしれない。
ある日、本当に起こったのだ。とはいっても、震度2位の小さなやつが。で、クラスの皆はどうしたかというと、ボサーッとしてたね。キョトンとしてたね。「キョトン」を、人間として現せって命ぜられたら、ああすりゃいいんだな。クラス中が一斉に「キョトン」として、誰かが一声、「…地震!」と言ってやっと、机の下にもぐった次第。その一声とは、子供の頃の僕の一声である。普段は、教室の隅で目だ立たないようにしている僕も、あの時ばかりは隅にいてもしょうがないと、思ったのかもしれない。
あれから少しして、阪神淡路大震災が起こり、友達があの揺れを経験した。消息が心配で、連絡を取ろうと、あまり好きでない電話をかけた。友達の実家に電話をし、出た友達の父親は動揺していた。口数の少なそうなおじさんが、いつもと違っていた。
友達は、倒れてきたタンスとベッドの間に収まり??助かった。テレビで中継されている、炎が上がっているすぐ目と鼻の先に、住んでいたらしい。
何に感謝すればいいのだろう。犠牲になった人たちがいるすぐ傍で、どう感謝すればいいのか。
何気なく、普通の朝を迎える毎日。換気扇が回り、ケトルは高く響き、通勤する人々の顔は、曇りがち。子供達の元気は、朝からはじまる。公園の緑は、季節ごとに変わって僕の目を楽しませる。
9月1日という日は、地震という文字を必ず目にし、机の下に潜った日と、友達の父親の声を思い出す。
僕らが住んでる日常は、想像以上に力を持っている大自然の上に、塵のように存在させられている。風も、水も、火も、地も、ものすごい生命力でもって、生きている。勿論、植物も。
お釈迦様の手のひらの上である。
普段気付かない大自然のエネルギーは、僕らの無力さと思い違いをまざまざと見せつけてくれる。
どれだけ真剣に向き合えるか、という疑問に、どれだけ真剣に向き合えるだろうか?

地面が揺れたら、静かに速やかに。
だったね?先生。

「地震!」って、人に言われなくても動こうな。
みんな。

今日も、大地は呼吸している。





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