運よくというかオレは 2次試験へと無事進むことになった。
が…ここで問題。
模擬授業というのんをやらんなあかんし集団討論と実技試験
そんで今度は個人面接ちゅうのんがある。
まずは模擬授業の準備から始める事にした。
(実技は一番最後)
まず指導案というのを作成せんなあかんけど オレ別に希望する教科がない。
算数は不得意やし国語いや体育はあかんかったっけ…。となるとなにがあんねん。
頭をフル回転。
『せやっ 学級活動。みんなでまとまってなんかするってゆうのん』
そんな漠然としたもんに指導案が作れるんか?
オレは素直にゴリに相談に行った。
けどゴリは出張中でおったのはマイティ…。
『大谷くん1次試験合格して2次試験なんだよね。おめでとう。』
背に腹はかえれん。
『それでマイ…舞竹先生に相談があるんやけど』
『えっ?ボクでいいの?本当は中野先生がいいんでしょ?』
うっ…サブイボでてきそうや。
『いえ 舞竹先生で(も)御願いします。』
『ボクでお役に立てるんならね。それでどうしたの?』
『オレ2次の模擬試験で学級活動しようと思うんやけど…』
『学級活動?』
『はいっ』
オレが頷くと珍しくマイティは腕組みをして考え込む。
『具体的にどんな事?道徳とか?』
『…バスケとか?』
『大谷くんそれじゃ体育じゃない?キミがバスケうまいのは知ってるけど
模擬授業にソレはどうかと思うよ。』
微妙に誉められたんかけなされたんかわからんけど…
『そうだ。ねえ前に実習に来た時大谷くん理科の授業してくれたよね?』
『はい』
高校は科学というんが正しい。
けど小学校の先生目指しとるってゆうたら近所の小学校へ頭下げてくれて
オレはそこで教壇に立った事があった。
マイティはその時の事を覚えとったらしい。
『あの授業わかりやすかったから 理科やったらどうかな?』
昔マイティも模擬試験で理科の授業をやろうとして準備したらしい。
その時の指導案があるから参考にしてくれていいよとオレに資料をくれた。
最初の趣旨とはちゃうけど 模擬授業は理科に決定した。
『困ったことがあったり練習したりしたかったらいつでも訪ねてきてね。
中野先生にもこのこと話しておくし とにかくがんばって大谷くん。』
次の日約束通りに学校へ向かうと約束通りゴリのしごきがオレを待ってた。
『注目。電池使わんとこのちっこい豆球光らせる方法あったらすごいなぁー』
ちゃう…。もっと普通の言葉。
『電池使わないでこの電球光らせる方法あったら凄いな。』
『大谷もっと声出せっ』
『はいっ』
『後ろの生徒に声きこえんぞっ』
ゴリいわく まず元気がない奴は落とされるらしい。
けどそれだけで内容のない授業しとってもあかんらしい
『一番重要なんは 最初の授業始まる5分前や。その時の説明が重要や』
というんも始る5分前にどれだけその授業を自分のものにしとるか見せる
それが出来れば90%オッケーらしい。
説明中に手もとに置いた指導案見ながら…ちゅうんは即退場扱いらしい。
過去にははじめの説明で『はい ありがとうございました』と落とされた奴もおるらしい
一通りの模擬授業を終えてゴリに教師をめざした理由を聞いてみた。
『わしが教師になった理由?』
『ゴ…中野先生がなんで教師めざしたんかなぁーって思ってんけど』
『なんでそんなん気になんねん。』
ゴリは めんどくさそうな顔して煙草に火をつけた。
『中野先生って結構めんどくさがりやんけ。それやのに
テストの問題考えて採点して そんで落ちこぼれた奴の追試したり…』
『大谷や小泉みたいにかしこばっかしやったからな。』
『オレらは置いといてほんま細かい仕事ばっかしやんけ』
『そりゃおまえのゆうようにいっぱい仕事もあるし安月給やしな。
それより 大谷はなんで教師めざしとるんやった?』
反対に質問されて一瞬躊躇した。
『オレは…その夢やったから』
『わしもおんなしや。教師になるんが夢やった。それだけや』
そっか ゴリも夢という青い理由で目指したのがわかってなんか肩の荷が軽くなった
実技試験についてもついでに聞いてみたら
とりあえず全教科できればええ。
悪夢の権化のピアノは全くできひんのはあかん。
(音楽の先生にならんのやったら なんとか 弾けたらええらしい。)
水泳は 緊急時に生徒を救出できるかが問題
英語は… これまったく自信ない。ってゆうたらげんこつが落ちてきた。
が…ここで問題。
模擬授業というのんをやらんなあかんし集団討論と実技試験
そんで今度は個人面接ちゅうのんがある。
まずは模擬授業の準備から始める事にした。
(実技は一番最後)
まず指導案というのを作成せんなあかんけど オレ別に希望する教科がない。
算数は不得意やし国語いや体育はあかんかったっけ…。となるとなにがあんねん。
頭をフル回転。
『せやっ 学級活動。みんなでまとまってなんかするってゆうのん』
そんな漠然としたもんに指導案が作れるんか?
オレは素直にゴリに相談に行った。
けどゴリは出張中でおったのはマイティ…。
『大谷くん1次試験合格して2次試験なんだよね。おめでとう。』
背に腹はかえれん。
『それでマイ…舞竹先生に相談があるんやけど』
『えっ?ボクでいいの?本当は中野先生がいいんでしょ?』
うっ…サブイボでてきそうや。
『いえ 舞竹先生で(も)御願いします。』
『ボクでお役に立てるんならね。それでどうしたの?』
『オレ2次の模擬試験で学級活動しようと思うんやけど…』
『学級活動?』
『はいっ』
オレが頷くと珍しくマイティは腕組みをして考え込む。
『具体的にどんな事?道徳とか?』
『…バスケとか?』
『大谷くんそれじゃ体育じゃない?キミがバスケうまいのは知ってるけど
模擬授業にソレはどうかと思うよ。』
微妙に誉められたんかけなされたんかわからんけど…
『そうだ。ねえ前に実習に来た時大谷くん理科の授業してくれたよね?』
『はい』
高校は科学というんが正しい。
けど小学校の先生目指しとるってゆうたら近所の小学校へ頭下げてくれて
オレはそこで教壇に立った事があった。
マイティはその時の事を覚えとったらしい。
『あの授業わかりやすかったから 理科やったらどうかな?』
昔マイティも模擬試験で理科の授業をやろうとして準備したらしい。
その時の指導案があるから参考にしてくれていいよとオレに資料をくれた。
最初の趣旨とはちゃうけど 模擬授業は理科に決定した。
『困ったことがあったり練習したりしたかったらいつでも訪ねてきてね。
中野先生にもこのこと話しておくし とにかくがんばって大谷くん。』
次の日約束通りに学校へ向かうと約束通りゴリのしごきがオレを待ってた。
『注目。電池使わんとこのちっこい豆球光らせる方法あったらすごいなぁー』
ちゃう…。もっと普通の言葉。
『電池使わないでこの電球光らせる方法あったら凄いな。』
『大谷もっと声出せっ』
『はいっ』
『後ろの生徒に声きこえんぞっ』
ゴリいわく まず元気がない奴は落とされるらしい。
けどそれだけで内容のない授業しとってもあかんらしい
『一番重要なんは 最初の授業始まる5分前や。その時の説明が重要や』
というんも始る5分前にどれだけその授業を自分のものにしとるか見せる
それが出来れば90%オッケーらしい。
説明中に手もとに置いた指導案見ながら…ちゅうんは即退場扱いらしい。
過去にははじめの説明で『はい ありがとうございました』と落とされた奴もおるらしい
一通りの模擬授業を終えてゴリに教師をめざした理由を聞いてみた。
『わしが教師になった理由?』
『ゴ…中野先生がなんで教師めざしたんかなぁーって思ってんけど』
『なんでそんなん気になんねん。』
ゴリは めんどくさそうな顔して煙草に火をつけた。
『中野先生って結構めんどくさがりやんけ。それやのに
テストの問題考えて採点して そんで落ちこぼれた奴の追試したり…』
『大谷や小泉みたいにかしこばっかしやったからな。』
『オレらは置いといてほんま細かい仕事ばっかしやんけ』
『そりゃおまえのゆうようにいっぱい仕事もあるし安月給やしな。
それより 大谷はなんで教師めざしとるんやった?』
反対に質問されて一瞬躊躇した。
『オレは…その夢やったから』
『わしもおんなしや。教師になるんが夢やった。それだけや』
そっか ゴリも夢という青い理由で目指したのがわかってなんか肩の荷が軽くなった
実技試験についてもついでに聞いてみたら
とりあえず全教科できればええ。
悪夢の権化のピアノは全くできひんのはあかん。
(音楽の先生にならんのやったら なんとか 弾けたらええらしい。)
水泳は 緊急時に生徒を救出できるかが問題
英語は… これまったく自信ない。ってゆうたらげんこつが落ちてきた。