『大谷くんっ!』『わっ…のぶちゃん』
校門のところでオレを待ち伏せして呼びとめたのはのぶちゃん。
『大谷先生。このキャバクラ店員みたいなん誰?』
『キャ…ってあんたこそ誰よ。』
『あたしは大谷先生の…』
『ちょ 川島先生黙っててくれ…この人 のぶちゃんはオレの友達や。』
『ややこしいから 単刀直入に言う。アンリからリサを奪ってきて』
『はぁ?あいつ 喜んでアンリと結婚するんやろ?オレ関係ない。』
『ちゃうわ リサが結婚ってゆうんはやけくそになったからやねん。』
『やけくそ?』
『ダーリンがリサに敦子さん結婚するってゆうのをどこをどうして伝わったんか
大谷くんが結婚するってなってて…だからリサ…。なぁリサを連れ戻して』
『・・・無理やろ』
『えっ?』
『あんなんムリやんけ…』
『大谷くん。』
『オレ リサからなんも聞いてない。あいつが決めた事やろ?』
ふたりの話を横で聞いていた川島も話に加わってくる。
『あーんな世界的発表して取り消せないです♪大谷先生は あたしと付き合うべきですよ』
『あんたなっ。リサは…』
『のぶちゃん オレも川島先生の言う通りと思う』
『じゃああたしと付き合って…』
『ごめん。それもない。』
オレはのぶちゃんと川島先生にペコリと頭を下げてその場をあとにした。
リサが勘違いした?
オレが川島と結婚すると思ってやけくそ?
どこをどうしたらそんなややこしい話になるねん。
妊娠3か月というのはウソの情報。
リサはオレの事をずっと…
と言われてもにわかに信じがたい。
あの時オレがちゃんとリサに気持ちを伝えてたら…
オレらは離れてしもてから言葉がたりひんかった。
けど奪うっちゅうても…
どうやったらええねん。オレリサの居場所もしらんねんぞ
『もしもし…』
『Est-ce que c'est en plus Otani au début?』
(初めまして 大谷君ですか?)
『はぁ?』
『Est-ce que c'est en plus Otani au début?』
携帯にしらん番号から電話があって出てみると…
わけわからんコトバが耳に飛び込んできた。
『いたずら電話なら切るで…』
『Je suis desole ごめんなさい。大谷くんですよね?』
知らん男の声。
しかもオレがいっーっとなる言葉使い。
こいつ一体誰や?
『そうやけどジブン誰?』
『あーボク アンリ・シャトール・ジャン・エーメと言います』
聞き覚えのあるようなないような名前に首をかしげる。
『もうすぐリサの旦那って言えばわかりますか?』
『なっ…。』
『大谷くんはリサの事 今どう思ってますか?』
『どうって・・・おまえにゆうことちゃうわ』
『関西の男の子ってすぐに喧嘩腰になるんだね(笑)』
『…別にちゃうわ』
『ボク リサと結婚します。いいですか?』
『オレの許可なんかいらんやろ?』
『実はリサが 今になって結婚取りやめたいって言ってまして…』
『えっ?』
リサが結婚取りやめたいって?なんでや?
『問い詰めても ただ結婚できないって泣くだけで きっとあなたが…』
『なぁ… アンリっちゅうたよな。ジブンはリサがスキなんか?』
『スキです。Je l'aimeです。』
(スキです。愛しています。)
『そしたらリサを幸せにしたってくれ…』
『Est-ce que vous ne venez pas prendre Risa?』
(リサを迎えに来ませんか?)
『わからんって日本語しゃべれ。』
『J'attends en France』
(フランスで待ってます)
次の日 そのアンリからフランス行きのチケットが届いた。
校門のところでオレを待ち伏せして呼びとめたのはのぶちゃん。
『大谷先生。このキャバクラ店員みたいなん誰?』
『キャ…ってあんたこそ誰よ。』
『あたしは大谷先生の…』
『ちょ 川島先生黙っててくれ…この人 のぶちゃんはオレの友達や。』
『ややこしいから 単刀直入に言う。アンリからリサを奪ってきて』
『はぁ?あいつ 喜んでアンリと結婚するんやろ?オレ関係ない。』
『ちゃうわ リサが結婚ってゆうんはやけくそになったからやねん。』
『やけくそ?』
『ダーリンがリサに敦子さん結婚するってゆうのをどこをどうして伝わったんか
大谷くんが結婚するってなってて…だからリサ…。なぁリサを連れ戻して』
『・・・無理やろ』
『えっ?』
『あんなんムリやんけ…』
『大谷くん。』
『オレ リサからなんも聞いてない。あいつが決めた事やろ?』
ふたりの話を横で聞いていた川島も話に加わってくる。
『あーんな世界的発表して取り消せないです♪大谷先生は あたしと付き合うべきですよ』
『あんたなっ。リサは…』
『のぶちゃん オレも川島先生の言う通りと思う』
『じゃああたしと付き合って…』
『ごめん。それもない。』
オレはのぶちゃんと川島先生にペコリと頭を下げてその場をあとにした。
リサが勘違いした?
オレが川島と結婚すると思ってやけくそ?
どこをどうしたらそんなややこしい話になるねん。
妊娠3か月というのはウソの情報。
リサはオレの事をずっと…
と言われてもにわかに信じがたい。
あの時オレがちゃんとリサに気持ちを伝えてたら…
オレらは離れてしもてから言葉がたりひんかった。
けど奪うっちゅうても…
どうやったらええねん。オレリサの居場所もしらんねんぞ
『もしもし…』
『Est-ce que c'est en plus Otani au début?』
(初めまして 大谷君ですか?)
『はぁ?』
『Est-ce que c'est en plus Otani au début?』
携帯にしらん番号から電話があって出てみると…
わけわからんコトバが耳に飛び込んできた。
『いたずら電話なら切るで…』
『Je suis desole ごめんなさい。大谷くんですよね?』
知らん男の声。
しかもオレがいっーっとなる言葉使い。
こいつ一体誰や?
『そうやけどジブン誰?』
『あーボク アンリ・シャトール・ジャン・エーメと言います』
聞き覚えのあるようなないような名前に首をかしげる。
『もうすぐリサの旦那って言えばわかりますか?』
『なっ…。』
『大谷くんはリサの事 今どう思ってますか?』
『どうって・・・おまえにゆうことちゃうわ』
『関西の男の子ってすぐに喧嘩腰になるんだね(笑)』
『…別にちゃうわ』
『ボク リサと結婚します。いいですか?』
『オレの許可なんかいらんやろ?』
『実はリサが 今になって結婚取りやめたいって言ってまして…』
『えっ?』
リサが結婚取りやめたいって?なんでや?
『問い詰めても ただ結婚できないって泣くだけで きっとあなたが…』
『なぁ… アンリっちゅうたよな。ジブンはリサがスキなんか?』
『スキです。Je l'aimeです。』
(スキです。愛しています。)
『そしたらリサを幸せにしたってくれ…』
『Est-ce que vous ne venez pas prendre Risa?』
(リサを迎えに来ませんか?)
『わからんって日本語しゃべれ。』
『J'attends en France』
(フランスで待ってます)
次の日 そのアンリからフランス行きのチケットが届いた。