『結婚?ねえちゃんが?』
『うん…。』
家に帰ったら ねえちゃんと最近復活したモトカレちゅうんがおった。
どうやら2人は 結婚の許しを得るために両親に逢いに来たらしい。
おかんは頭に花咲くぐらい喜んどるけど おとんは微妙。
めでたい事やからええやんけ…。
『敦子…この男でええんか?』
『おとうちゃん あたしこの人がええねん。結婚したいねん。』
『お願いします お父さん。』
『おまえに おとうさんって呼ばれる筋合いはないっ!!!人の娘を…妊娠させといて』
『に…妊娠 まじかねえちゃん。』
『うん…。3か月』
おとんもこの事実には負けたらしく…
モトカレいしや藤原さんとねえちゃんの結婚を渋々承諾した。
結婚か…。
『なぁー あっちゃん この際やからそろそろリサちゃんと…』
『そーや あっちゃんあたしとリサちゃんとW結婚式とか…』
あほか…今はそれどころやないし…
とゆうても おかんもねえちゃんも知らんねん。オレがリサと距離おいとるって事。
『オレは教師になったばっかしやし…』
『そんなん関係ないってなぁ おかん。』
『リサちゃんが仕事続けたかったらそれでもええんやし あっちゃんプロポーズや』
そして 今日は土曜…その次明日は日曜日で休日のはずやけど
新米教師に休みなんてあってないようなもん。
夕方迄学校で雑用をした後 気分転換にと駅前のでっかい本屋に入ってみた。
でっかくて有名な本屋のわりに今日は閑古鳥が鳴いてた
レジにおるバイトの奴…眠そうにあくびをかみ殺しとる…。
『せや あの本ってここにあるかもしれんな?』
店の一番奥のコーナーにある教育書関連の本の棚
『はぁ…なんや なんかの嫌がらせか ちっこい男に恨みでもあるんかこの本屋は…』
捜してて 一番欲しい本が 一番上の高い所に陳列されとる。
(この場合背のびしても取れんから店員を呼びださんなあかん。)
高校や大学の時は『大谷 これいるん?なんてリサが気い効かせてくれてた。
『やめたやめた。別のん見よ』
次欲しかったもん。
平台に置いてある1年生漢字ドリルに手を伸ばしてレジへと向う。
『ん???』
途中にあった ドピンク色の表紙の雑誌の前でオレは立ち止った
<絶対に幸せになれる結婚って?>
でっかい文字で書かれたその言葉は きっとこの雑誌今回いちおし記事なんやろな(笑)
めくったページのウエディングドレス姿で笑うモデルに リサを重ね思わず唾をのみこんだ。
リサが専門学校を出て東京そんでフランスへ行って
ついでに遠距離になって何年目なんやろう。
最初は 先生になるため時間が欲しいから丁度ええなんて思っていたけど
もう大学も卒業して まがりなりにも教職についとる。
ガキに『先生 先生』ってゆわれたりするのも慣れた。
それなりに忙しく やりがいのある仕事。
けど なんか足りひん。
足りひんのは…リサ。
抱き締めることもキスさえできないこの現状
そして今のすれ違い…。
そばにおって欲しい。
ねえちゃんらのゆうようにW結婚式とか結婚しても仕事続けてくれてもかまわへん。
身体そして心が離れていくの感じるん もう嫌や。
そりゃ新米の安月給の教師が結婚なんてまだ早いんはわかっとるけど
それでも…そろそろと思っていた。
今すぐとはいわんけど今年のリサの誕生日にそれなりの話や約束もしておきたい
いやそれよりちゃんと話して お互いの絡まった感情を解きたい。
とにかく…行動するだけ
意を決意してさっきのドリルと一緒にレジへ持って行った。
『ふぁ…っしませゃ』
眠そうな店員がオレから本を受け取ると ばぁーっと笑顔になった。
そしてGJと親指をたてて雑誌を袋にしまった。
『うん…。』
家に帰ったら ねえちゃんと最近復活したモトカレちゅうんがおった。
どうやら2人は 結婚の許しを得るために両親に逢いに来たらしい。
おかんは頭に花咲くぐらい喜んどるけど おとんは微妙。
めでたい事やからええやんけ…。
『敦子…この男でええんか?』
『おとうちゃん あたしこの人がええねん。結婚したいねん。』
『お願いします お父さん。』
『おまえに おとうさんって呼ばれる筋合いはないっ!!!人の娘を…妊娠させといて』
『に…妊娠 まじかねえちゃん。』
『うん…。3か月』
おとんもこの事実には負けたらしく…
モトカレいしや藤原さんとねえちゃんの結婚を渋々承諾した。
結婚か…。
『なぁー あっちゃん この際やからそろそろリサちゃんと…』
『そーや あっちゃんあたしとリサちゃんとW結婚式とか…』
あほか…今はそれどころやないし…
とゆうても おかんもねえちゃんも知らんねん。オレがリサと距離おいとるって事。
『オレは教師になったばっかしやし…』
『そんなん関係ないってなぁ おかん。』
『リサちゃんが仕事続けたかったらそれでもええんやし あっちゃんプロポーズや』
そして 今日は土曜…その次明日は日曜日で休日のはずやけど
新米教師に休みなんてあってないようなもん。
夕方迄学校で雑用をした後 気分転換にと駅前のでっかい本屋に入ってみた。
でっかくて有名な本屋のわりに今日は閑古鳥が鳴いてた
レジにおるバイトの奴…眠そうにあくびをかみ殺しとる…。
『せや あの本ってここにあるかもしれんな?』
店の一番奥のコーナーにある教育書関連の本の棚
『はぁ…なんや なんかの嫌がらせか ちっこい男に恨みでもあるんかこの本屋は…』
捜してて 一番欲しい本が 一番上の高い所に陳列されとる。
(この場合背のびしても取れんから店員を呼びださんなあかん。)
高校や大学の時は『大谷 これいるん?なんてリサが気い効かせてくれてた。
『やめたやめた。別のん見よ』
次欲しかったもん。
平台に置いてある1年生漢字ドリルに手を伸ばしてレジへと向う。
『ん???』
途中にあった ドピンク色の表紙の雑誌の前でオレは立ち止った
<絶対に幸せになれる結婚って?>
でっかい文字で書かれたその言葉は きっとこの雑誌今回いちおし記事なんやろな(笑)
めくったページのウエディングドレス姿で笑うモデルに リサを重ね思わず唾をのみこんだ。
リサが専門学校を出て東京そんでフランスへ行って
ついでに遠距離になって何年目なんやろう。
最初は 先生になるため時間が欲しいから丁度ええなんて思っていたけど
もう大学も卒業して まがりなりにも教職についとる。
ガキに『先生 先生』ってゆわれたりするのも慣れた。
それなりに忙しく やりがいのある仕事。
けど なんか足りひん。
足りひんのは…リサ。
抱き締めることもキスさえできないこの現状
そして今のすれ違い…。
そばにおって欲しい。
ねえちゃんらのゆうようにW結婚式とか結婚しても仕事続けてくれてもかまわへん。
身体そして心が離れていくの感じるん もう嫌や。
そりゃ新米の安月給の教師が結婚なんてまだ早いんはわかっとるけど
それでも…そろそろと思っていた。
今すぐとはいわんけど今年のリサの誕生日にそれなりの話や約束もしておきたい
いやそれよりちゃんと話して お互いの絡まった感情を解きたい。
とにかく…行動するだけ
意を決意してさっきのドリルと一緒にレジへ持って行った。
『ふぁ…っしませゃ』
眠そうな店員がオレから本を受け取ると ばぁーっと笑顔になった。
そしてGJと親指をたてて雑誌を袋にしまった。