JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

パンフルートの思わぬハプニング

2010年12月15日 | パンフルート
あわてて、ピンセットでティッシュを取り去ろうとしましたが、
ティッシュが少し破けて出てくるばかりでどんどん奥に入ってしまって
吹くと3度ほど音が高くなっていました。これは大事件だ!
吹けなくなると思って焦りました。

もう観念して、コルクを下からつついて、コルクそのものを
抜くことにしました。実はパンフルートといのは竹でできていますから、
吹き口の方が径が若干大きくなっています。下から押してやれば必ず抜けるのです。

これは今パンフルートを作ろうとしているので、実際の径をはかっているのですが、
長いもので1mmくらいは径の違いがあります。

そしてゆっくりと棒でつついて、コルクをせり上げて、抜きました。ホッ(笑い)
ティッシュも一緒に出てきましたが、4センチぐらいの固まりになっていました。
ティッシュは使っちゃいけないです。はい。

そのコルクが写真の通りのものです。なんと厚さが5mmくらいしかありません。
10mmくらいはあるだろうと予想していましたが、
薄いし、貧弱です。
これでは、いずれ痛んでしまうと音は安定しなくなるだろうなと思いました。

自分が作るパンフルートにはもう少し厚めのコルクを入れようと思いました。
幸い、今日注文したコルクですが、高さは10mmほどあります。
厚さは加減して決めようと思います。

これから作ろうとしているパンフルートは、中音域から低音域にかけてすべての管を
細めにしようと思っています。あまり径が太いものは音を♭させるのも容易ではないし、
また、太いから鳴りがいいとも限らないからです。その辺りはパランスの問題も
あります。

最近発見したことですが、女竹のような管そのものが薄いものは少しエッジをたててやれば、
すぐに音が出ます。吹いていて違和感のないような形状にしてやればいいのです。

それよりは管の連続性が大切です。管と管との間隔をスムーズに合わせることのほうが
演奏に影響すると思います。

いわゆるサンポーニャのように管だけを並べたものは、製造するには楽で
いいでしょうが、それではスムーズな演奏は難しいと思います。

あと、塗装ですが、今使っている YEA SUNG もそうですが、ほとんどのパンフルートは
ウレタン塗装だと思います。 塗装剤としては 柿渋 あるいは日本の漆もいいかもしれません。
ただ漆も厚く塗りすぎると楽器そのものが重くなってしまうでしょうが・・・。

今回はとんだハプニングでしたが、「ひょうたんから駒」 でした。
いろいろ考えさせられました。

一件落着。






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