JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

クラシックもJAZZも貪欲に学ぶ

2017年12月03日 | クラシックをジャズに

ぼくがピアノを始めたのは

ジャズピアノを聴いたのがきっかけですが、


1年半で、バイエル、ブルグミュラー、

チェルニー、ソナチネ、インベンション


ソナタの入り口まで習いました。そのかたわら、

ジャズピアノを独学で勉強していたのですが、


当時、好きだったのがレスピーギかな。

その後印象派のフランス音楽が好きになりました。



作曲を習い始めてソナタ、フーガ、和声を本格的に

やり始めました。


当時は現代音楽の先鋭的な表現力が斬新だったので、

JAZZよりもそちらの方に引きずられましたね。

実際のところ、青山タワーホールで

自作の現代音楽を何回か発表しました。

JAZZという音楽のジャンルがとても浅く感じました。

 

今は、JAZZといっても、ありきたりなスタンダードから

孤高なキース・ジャレットのような天空の綺羅星のごとく

ひっそりと輝くピアニストもいれば、

リズム隊を強化したJAZZでも何でもありです。

その中で自分がどういう音楽の世界を目指すかは、

これは、本人の技量と感性、創造性でしょうか。

 

創造性と言っても、余程の天才でない限り、

新しい音楽を作ることは不可能です。

もうJAZZの音楽では

ほとんどのことはやり尽くされているし、

いわゆるバークリーで教えられているような

どう弾けば、どう聞こえる的なメソッドは

かなり確立されつくされています。

ここ数十年にあらゆるジャンルで大概のことは

やり尽くしています。

 

録音された音楽そのものはまるで0に近づく漸近線のように

無料化が著しいです。

ネットで聴き放題が当たり前。それもただのような値段です。

グーグル、アマゾン、アップルが湯水のごとく無料化した

音楽をいつでも簡単に聴かせてくれます。

 

その中で、これから音楽は何を目指し何を表現するかです。

音楽をビジネス的にも成功することよりも、

本当にやりたい音楽を進めていくことの難しさと、

そして楽しさ。

とにかく、ここまで来ると、

自分のやりたい音楽をつくっていくしか

ないのです。

もう帯刀を許されない武士が自分の鍛錬のために

真剣を振るようなものです。

とにかく、自分の求めるべき音楽を付き進めていくことが

一番大事なのではないでしょうか。

ショパンでもモーツァルトでもバッハでも

貪欲に学んで自分の演奏の中に

天才たちのエッセンスを取り入れていきましょう。

 

 

 


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