高校生の頃、当時は絵に夢中で、
美術部に入ってデッサンや
油絵を描いていました。
油絵は父親の手ほどきで小学校から
はじめました。
父は会社勤めでしたから、
サンデーペインターです。
高校に入って初めての美術部の写生旅行で
潮岬に行きました。宿泊先はユースホステルでした。
そこにSONYのトランジスターラジオを持って行っていましたので、
夕食後、番組を聞いていると、NHKだったと思いますが、
ビル・エヴァンスが流れてきました。
その洗練されたピアノ、JAZZといえどもちっとも泥臭くなく、
都会的で清新な息吹を感じました。
ちょうど、ぼくはJAZZピアノや
クラシックの和声やフーガのを始めて間もなかった頃ですから、
この和音の進行は、当時習っていたクラシックの和声にはまったくない
ものだし、とても興味が湧きました。
いまジャズピアノをやっていて、やはりいちばん頭にあることは
そういった小気味よい和音進行には一定のルールあるのはあるんだけれど、
和音の持っている好き嫌い、テイストと言っていいいのかそういったものが、
JAZZのプレイヤーの個性になるんじゃないかと思うのです。
左手のバッキングコードによって
右手のアドリブが変化自在に変わるものです。
そういったことがわかってきたのも最近かな。
アドリブしていて、いつも同じようにしか弾けない人がいたら、
ぼくは、まずバッキングコードに変化を積みたり、違った展開コードを
使ってみたらいいよ、とアドバイスしたいですね。
例えば、C調の 1ーⅡーⅣーⅤー1 のドミナントモーションの
VのバッキングもGBDF を FGBD(E)* に変えるだけでも
いい感じになるので、ぜひそういった和音を使ってみてください。
* 補足として、(E)音は、Gのコードの13th の音になりますよ。
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