同グループの東京証券取引所には原油や天然ガス、ガソリンのETF、ETNが上場されており、東京商品取引所でしか扱っていない商品は、試験上場中の電力先物ぐらいか。しかし、電力先物は大手の参入が進まず、課題を残している(「電力先物、大手の参入進まず 試験上場1年」 2020/9/28 日本経済新聞電子版)。経済産業省所管のエネルギー市場取引所の存在意義は薄れている。
なお、東京商品取引所の取引システムは2016年9月20日より、日本取引所グループのデリバティブシステムJ-GATEで運用されている。東京証券取引所のシステムトラブルで名古屋証券取引所などでも売買できなくなったように、取引システムが同じなら取引所を分散させてもシステムトラブルに対するリスク分散にはならない。
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