投資家の目線

投資家の目線60(秋葉原はどこへ行くのか?)

 旧日本通運本社ビルが隣接するヤマギワビルとともに解体されようとしている。住友不動産により再開発されるのだろう。秋葉原ダイビルや秋葉原UDXビルが完成し、神田青果市場跡地やJR跡地の再開発は富士ソフトビルを残すのみであるが、まだ周辺では阪急系のホテル建設やロケット(家電量販店)本店の再開発などがなされている。少し離れているが旧ANJO本社ビルは隣接地を合わせて更地となり、大木須田町ビルは取壊しの準備がなされている。そして、それらは今年5月に閉館となった交通博物館の向いに位置している。丸の内ほどの大きな規模は望むべくもないが、秋葉原周辺は小規模なビルが多くまだ再開発の余地があるように思う。
 かつてガリレオチャンネル(東京MXTVで放映)で、建築学者の森川嘉一郎氏は今まで秋葉原は行政や大企業主導の再開発がなく、街に集まる人の趣味・趣向が街全体のデザインや景観に影響を与えていると主張していた。秋葉原は真空管ラジオ等の露店街→家電の街→パソコンの街→オタクの街と変化してきたが、ここにきて行政・大企業主導の再開発が始まったことにより、その性格が大きく変貌する可能性も示唆されている。日経のインターネットでのイメージ調査でも、東京で「変化の激しい街」の1位となった(7月18日付)。今後、秋葉原はどうなるのだろう。

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月刊現代 [ 2006年09月01日号]
「フジテレビ最大のタブー」衝撃の真相-日枝久会長「インサイダー疑惑」の全構図
を読んだ。「メディアの支配者」の著者中川一徳氏による記事であり、また興味深かった。

 先週、あるボクシングの試合が大きな話題となった。判定についてもそうだが、番組開始から試合開始まで約1時間半も引っ張ったことへの苦情もあるという。今回TBSは高視聴率を獲得したが、こんな放送の仕方をしていてはTBSのスポーツ番組から視聴者離れが進むように思われる。

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