投資家の目線

投資家の目線29(新年ご挨拶)

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 さて、昨年は東証株価指数が1,149.63→1,649.76と43.5%上昇した。今年は日銀による金融の量的緩和政策の解除が予想されており、昨年ほど株価指数の上昇は見込めないように思われる。
 昨年は「もはやバブル後ではない」との言葉が聞かれた。1956年の経済白書に「もはや戦後ではない」と記述されたが、これは経済の分野で戦後の混乱が収束したという意味ではない。床に落としたボールは跳ね返る瞬間が一番反発力は強く、その後次第に勢いがなくなるように、終戦直後にどん底まで落ち込んだ経済水準が昭和30年頃までに戦前の水準に戻り、新たな成長戦略をとらなければ、今までのような経済成長は見込めないという意味であった。
 つまり、「もはやバブル後ではない」とは、昨年でバブル崩壊による経済のリバウンド的回復局面が終わり、今年から新たな成長を模索しなければならないという意味であろう。今年は、昨年よりもさらに企業分析や銘柄選択が必要となるだろう。
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