大韓民国の自動車部品会社が、BMWにブレーキ部品を納入するそうだ。8月5日の日経産業新聞は、日産九州工場の1次下請けが中国や韓国から部材を調達する動きがあると伝えていたが、韓国の自動車部品メーカーの競争力が上がってきたようだ。韓国では、ほかにもB787など航空機の部品も作っている。
国内の自動車部品会社、ＢＭＷなどと相次いで納品契約 2010年09月06日：中央日報
航空機燃料節約のカギ、海外大手も技術に感嘆（上）（下） 2010年09月08日：朝鮮日報
以前JETROの番組で報じられたように、韓国の部品会社の技術も上がってきている。
韓国のLG電子は、インドネシアでは「虫除け機能付きエアコン」などの家電で成功した。現代自動車のEV「ブルーオン」の性能は三菱の「アイミーブ」を上回るという。日本では伝えられないが、先日来日したシュワルツネッガー米国加州知事は韓国の高速列車KTXにも乗車し、同州の高速鉄道計画への参加を促している（同計画には中国企業も売り込み攻勢をかけている）。
虫除けエアコン…海外で大ヒットした韓国家電 2010年09月09日：中央日報
現代車「ブルーオン」、三菱「アイミーブ」を上回る性能 2010年09月09日：中央日報
シュワルツェネッガー知事「韓国高速鉄道、速くて素晴らしい…韓国の参加望む」2010年09月16日：中央日報
日中韓が米高速鉄道プロジェクト受注めぐり暗闘＝セットでの融資提供を表明―中国紙 2010年09月17日：Record China
日本のメーカーも厳しい国際競争にさらされていく。
②民主党代表選
平野貞夫元参議院議員13日の
「日本一新運動」の原点（17）── 世界は日本の政治を理解できない
http://www.the-journal.jp/contents/hirano/2010/09/17.html
によれば、仙石官房長官は野中広務元官房長官に相談しているようだ。
野中氏に借りを作れば、土地改良事業への予算は復活するかもしれない。農林予算のうち土地改良事業へ予算がとられれば、戸別所得保障制度の拡充は難しそうだ。そして、戸別所得補償制度が普及しなければ、FTAの推進も難しいと思う。FTAが推進できなければ輸出入の関税引下げができず、製造業の輸出競争力も低下する。それでは法人税率を引き下げても、工場は海外に出て行きそうだ。
まあ、菅政権に沖縄の基地問題を解決できるのか不安だ。沖縄の人々を納得させるだけの誠実さが期待できるのだろうか?尖閣諸島がどうこうよりも、独立派（今のところ極少数だが）の方もいる沖縄に本土が愛想をつかされ、分裂してしまうのが本当の危機だと思う。沖縄が独立してしまえば、尖閣諸島が日本の領土であるという根拠も揺らいでしまいそうだ。マスコミは尖閣諸島問題で騒いでいるが、本土と沖縄が分裂してしまうほうが、中国にとっての利益なのでは?軍隊を使わないので余計なコストもかからない。沖縄の過大な基地負担を軽減し、本土と沖縄の一体感を得られるようにするのがオトクだと思うのだが。
