投資家の目線

投資家の目線601(デイリーヤマザキの閉店)

 通勤途中にあったデイリーヤマザキが閉店した。近くにはファミリーマート、ローソン(含む100円ローソン)、セブンイレブンがあるので、競争に負けたのだろうか?

 デイリーヤマザキなど山崎パンの流通事業はH23年度売上高687.31億円、期末店舗数1,648店(第64期報告書)から、H27年度売上高639.18億円、期末店舗数1,561店(第68期報告書)へ売上高が7%、期末店舗数が87店減少している(注:第69期中間報告書 売上高299.54億円、期末店舗数1,567店)。第68期報告書では『「デイリーヤマザキ」加盟店の減少によりロイヤリティ収入が減少しましたが、直営店売上が増加し前期の売上を上回りました。一方では、直営店のコスト増もありましたが、各工場と一体となった取組みにより収益の改善をはかりました。』とされている。

 2013年2月14日、山崎パンはデイリーヤマザキ吸収合併の目的で、「この合併により、当社は、吸収合併したデイリーヤマザキ事業を当社営業部門の一部に組み入れ、コンビニエンスストア機能を有する自社業態として当社の小売部門と連携して効率化をはかるとともに、当社グループ各社との緊密な協力体制を築きあげ、当社グループの総力を結集して業績向上を期してまいります。」としていたが、店舗数が減少しているところを見ると、目的が達成されたとは言い難いようだ。

連結子会社の吸収合併及び定款一部変更に関するお知らせ 平成25年2月14日
https://www.yamazakipan.co.jp/company/news/pdf/20130214_2.pdf
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「ショッピング」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事