投資家の目線

投資家の目線514(中国の並行輸入車販売)

 2015/4/30 の日経産業新聞の記事に「自貿区で並行輸入車販売」(自貿区=中国の自由貿易試験区)の記事があった。従来、中国では並行輸入車ビジネスは正規には許可されていなかったといい、並行輸入が大々的に認められれば、中国で外車の価格が下がるのではないかと思う。最近、中国政府は内外価格差の解消に熱心になっているように感じる。


 また、伊藤忠商事は中国でネット通販事業を開始し、日本からの輸入品を割安で提供するという(「中国でネット通販、日本製品を割安に、伊藤忠、上海市など提携。」2015/5/1日経産業新聞)。「中国人観光客が日本で必ず買うもの、絶対買わないもの―中国紙」(2015年2月15日Record China)によれば、中国人観光客が日本で必ず買うものとして化粧品、腕時計、シェーバー、小型家電があげられているが、それらは中国に比べて半額などかなり価格が割安なものである。1980年代後半、国内の内外価格差解消で日本人がハワイの免税店であまり土産を買わなくなったように、中国国内の内外価格差解消で中国人観光客の「爆買い」も収まっていくのではないかと思う。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「自動車」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事