真実の口

海外研修中にピアノの師匠あてに書いたハガキが
ここ数日でどっと届いているらしい。

ちなみに，彼女が数年前に参加された時に
私に送ってくださったハガキは，結局は全部は届かなかった。
郵便事情っていろいろなんですね。

ローマから私が送った絵ハガキは，ベタではあるが
「真実の口」
の写真のものにした。

映画「ローマの休日」で
グレゴリー・ペックが手を突っ込んでる例のアレですね。

有名な場所なので，どんな感じかな～，
と，思いながら行ってみたが，
正直なところ，

「えッ・・・コレ・・・？」

という感じでした。
札幌の時計台を初めて見た時のような感じとでも言うのか・・・
（札幌のかた，ゴメンナサイ。）

メンバーのAさんに至っては，
「私，ここゴミ捨て場かと思った・・・」
などという，ミもフタもない感想だった。

日本なら確実に

「『真実の口』まんじゅう」

とか，

「『真実の口』せんべい」

なるものが，辺りで売っているに違いないが，
そういったものは無い。
せいぜい，それを模ったマグネットがお土産として
売っているくらいである。
おッ？ビジネスチャンスのにおいが？

私からのハガキを受け取った，というメールが昨夜師匠から来ていて，
そこには，

「たくさんの人に手を突っ込まれすぎて疲れた顔に見えました。」

と，書いてあった。

確かに・・・。

私たちも，列をなしてモレなく手をグイッと突っ込んでいた。
観光客の団体はまだまだいて，続々と手を突っ込んでいた。
突っ込む人の中には，鬼瓦のようなオッサンのゴツゴツの手や，
ヒドい場合はトイレに行った後によく洗ってない手なんかもあるかも。

実は，「真実の口」は観光客が帰ったあと，
夜な夜なゲェッ・・・とエヅいているのかもしれない・・・