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先生は「受け入れ」と「コンプレックス」についてよく言っていて、これが人を良くもするし悪くもすると。
人は親からどのくらい受け入れられたかで、コンプレックスの量が決まる。
コンプレックスは今は劣等感と理解されるが、本当はもっと複合された感情と葛藤の入り混じり。
人間の心の奥深く、深層心理で渦巻く。
親への親しみと憎しみが、同時に心の深層で働いて、それはそれは苦しい葛藤となって渦巻く。
深層に押し込められたものだから、自覚は難しく改善を困難にさせる。
コンプレックスの全く無い人間というのもいなくて、適度の量であればやる気や努力、困難の乗り越え、やりたい事の方向性を見出すための材料となる。
ところが親からの受け入れ、容認が十分でないと、まして存在の否定や虐待となると、人間にとって最重要になる親との関係が乗り越えられない。
乗り越えられないまま結婚し、子供に同じことをするのは当然の結果で、代々続いていく…。
この受け入れとコンプレックスは、先生が一番大事にすることのうちの一つです。
とても長いのでまた折りをみて。