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物想う秋
庭の虫の音に秋を想いながら、
「故郷の空」を口ずさんでいました ♫
夕空晴れて秋風吹き
月かげ落ちて鈴虫なく
思えば遠し故郷の空
ああ我が父母いかに思う
小学校時代の級友から、同窓会へのお誘いのハガキが届きました。
私はその小学校を6年生の3学期に転校していますので卒業生ではありません。
それ故、同窓会の正規のお知らせはまいりませんが、何故か、クラス会、同窓会と級友が
知らせてくれます。
でも、開催地は遠い南九州の都城市。
一度も参加したことがありません。
3人の級友とはお手紙のやりとり、上京された折に会ったりはしていました。
一番親しかったひろこさんは、大阪在住で東京の我が家に来てくれたこともありますが、
20年前に天国に召されました。
ひろこさんの娘さんから、ガンで亡くなったとの電話をもらったときはショックでした。
亡くなる前にひろこさんから電話があったのですが、一言も病気の話はありませんでした。
いつもの明るい声でした。
ひろこさんは小学生の頃、よく、我が家に遊びにきました。
けっこう、お家が離れていたと思うのですが。
10歳から13歳まで私は祖父母に育てられていましたが、6年生の3学期に名古屋の父親の元に・・・。
今回、同窓会のお知らせをくれたのは男の子です。
もう、何十年も会っていませんが、いいおじいさんになったことでしょうね。
私も白髪のおばあさんになりましたもの。
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