コーヒーや紅茶、ウーロン茶などと異なり、
カフェインが含まれていないことから、
安眠を妨げることもなく、
赤ちゃんやお年寄りにも安心な飲み物として、
昔から長く愛され続けています。
近頃では、
麦茶がもつ健康効果も明らかになり、
注目度がアップ。
これからの季節の水分補給に欠かせない麦茶は、
単にのどを潤すだけではなく、
血流を改善してくれます。
麦茶の香ばしい香りの成分である“アルキルピラジン”には
血液サラサラ効果があるためです。
これは、
麦茶とミネラルウォーターを飲んだ後の
人間の血液の状態を調べる試験によって
実証されました。
ミネラルウォーターでは飲む前後でとくに
血液に変化は見られませんでしたが、
麦茶を飲むと血液の流れはよくなり、
その効果は60分後まで続いたのです。
汗をかく夏場には体内の水分が減少し、
血がドロドロになって血栓ができやすくなることから、
脳梗塞の発症が増える時期です。
脳梗塞だけでなく
熱中症予防のためにも
こまめな水分補給が大切です。
血液サラサラ効果に加え、
ノンカフェインで利尿作用のない麦茶は
夏場の水分補給に特におすすめです。
抗酸化作用で
生活習慣病の予防効果にも期待の麦茶です。
細胞を傷つけて
、
がんや脳卒中、
動脈硬化、
心筋梗塞など、
さまざまな病気をもたらす要因とされるのが“活性酸素”です。
抗酸化作用とは、
この活性酸素を抑制する働きのことです。
抗酸化作用がある成分として知られているのが
“ポリフェノール”で、
ブルーベリーに含まれるアントシアニンや、
お茶のカテキン、
大豆のイソフラボンなどはよく知られています。
麦茶には、
“カテコール”や“ゲンチシン酸”などのポリフェノールが含まれていて、
ほかのポリフェノール同様、
活性酸素を抑制して、
健康をサポートしてくれています。
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