残暑が強烈のこの時期、
寝汗とダニとの関係が多くなるこの時期、
あなたの頭皮にも
雑菌やダニがいるのをご存じですか!?
今年は
新型コロナウイルスなどの感染症対策で
消毒薬が品切れになったりしてましたね。
近年また、
抗菌加工された製品の使用や
過剰なまでの清潔志向によって、
皮膚常在菌の減少による
細菌や感染症に対する
抵抗力の低下が心配されているのです。
それらの一部は
頭皮や毛穴に入り込み
毛根部分の養分をエサとし異常繁殖し、
その結果、
頭皮や髪の毛にも
様々な悪影響を与えているのです。
皮膚には、
マラセチュアや皮膚ブドウ球菌、
アクネ桿菌など
約20~30種類の雑菌類の一種である、
皮膚常在菌がいます。
頭皮の脂やフケなどをエサに増殖し、
毛髪の生長サイクルを乱す働きをし、
それが異常脱毛による抜け毛や
薄毛の原因の一つとなることがあるのです。
また、
皮膚常在菌は
1c㎡当たり数十万から数百万個も生息し、
皮膚細胞の生命活動と
密接に関わりながら
一定のバランスを保っています。
しかも同じ皮膚でも頭皮には
髪の毛がある関係で
ちょうど密林のような状態なので
ほかの部位よりたくさんの皮膚常在菌が
存在しているのです。
この皮膚常在菌は
皮脂成分や古くなって剥がれ落ちた皮膚片・汗などを栄養として
脂肪酸を造り、
保湿成分の生産や
紫外線皮膚透過の抑制、
活性酸素を分解する物質の生産などを
おこなっています。
また、
雑菌・病原菌の定着侵入を抑制する
バイオフィルムの
役割を持っています。
清潔志向によって
シャンプー剤やシャンプーの仕方にもよりますが
その一定したバランスの崩壊も見られ
髪の毛のトラブルとして
現れ始めているのです。
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