仰向けとうつぶせ、どちらが良いかを比べるときに、
姿勢の良し悪しと呼吸のしやすさが比較対象になりますね。
仰向けが良いとされる理由としては、
歪みが生じにくい姿勢なので
肩や腰への負担が小さいことがよいみたいです。
しかしうつぶせで寝ることにより、
肩こりや腰痛の緩和になるという説もあります。
また、うつぶせ寝は
胸やお腹が圧迫されて呼吸がしづらいというイメージがあり、
実際には呼吸のしやすさや肺活量には
仰向けとうつぶせで大差ないようです。
犬や猫など哺乳類の多くはうつぶせで眠りますが、
これは本能的に弱点であるお腹
を隠すためであると言われています。
つまり、うつぶせは
私たち人間にとっても自然な姿勢と言えるのです。
うつぶせ寝のメリット。
呼吸が楽になり、いびきを軽減できる。
うつぶせで寝ると、
胸が圧迫されることで自然と横隔膜が下がり、
下腹がふくらみやすくなります。
そのため“腹式呼吸”がしやすくなり、
呼吸が楽になるのです。
自然な呼吸を続けることで自律神経が整います。
また、舌が喉の奥に落ち込むことがないので、
気道が確保されいびきや睡眠時無呼吸症候群を防ぐことができます。
反対に、
いびきが最も出やすい寝姿勢は仰向けです。
疲労の蓄積・血行不良の予防。
血液中の酸素量が不足すると、
疲労回復の遅れや老化を引き起こします。
血液がドロドロになり血行不良になることも。
呼吸がしやすくなり、
酸素の吸収と二酸化炭素の排出がスムーズに行えると、
血液中の酸素濃度の低下が抑えられ、疲
労の蓄積や老化、血行不良を防ぐことができます。
肩こり、腰痛の緩和。
うつぶせで寝ることにより、
体の痛みに繋がる筋肉の緊張がほぐれます。
肩こりや腰痛を緩和することができると言われています。
うつぶせ寝のデメリット。
興奮状態では息苦しい。
寝る直前までパソコンやスマホを見たりすることで、
交感神経が優位になり興奮状態になります。そ
のまま眠りに入ると“腹式呼吸”に切り替わらず、
起きている時と同じ“胸式呼吸”を続けてしまいます。
すると、胸が圧迫され息苦しくなり、
睡眠に支障をきたす恐れがあります。
窒息、嘔吐の恐れ。
布団や枕で口や鼻を覆われると、
窒息の恐れがあります。
特に赤ちゃんのうつぶせ寝は、
窒息だけでなく
乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクがありますので、
注意が必要です。
また、食後すぐにうつぶせで寝ると、
腹部が圧迫され吐き気を催す恐れがあります。
首に負担がかかる。
うつぶせに寝ると首を左右どちらかに曲げることになるので、
首への負担が大きくなります。
体の歪みに繋がることも。
枕が汚れやすい。
うつぶせ寝をしている時は、
口元が枕についている状態となっています。
そのため、唾液が付きやすく枕が汚れやすいのが難点です。
“半うつぶせ寝“のススメ。
うつぶせでないと眠れないという方には、
“半うつぶせ寝”をおすすめします。
“半うつぶせ”は、
体とマットレスの間に抱き枕やクッションを入れて、
片方の肩だけがマットレスに付いた斜めの状態です。
この姿勢では首が急激に曲がらないので、
首への負担を減らすことができ、
うつぶせ寝よりも快適な睡眠が得られます。
半うつぶせ寝におすすめの抱き枕。
ふんわり感触で体にフィットする、
日本製ビーズクッション抱きまくらのようです。
寝姿勢をサポートしてくれるので、
快適に睡眠がとれるようです。
自分にとって心地良い姿勢を。
どんな寝姿勢にもメリットもデメリットもあります。
仰向け、うつぶせに限らず、
体への負担が少なく自分が眠りやすい姿勢を見つけることが重要です。
枕やマットレスなど、寝具を見直すことも大切のようです。
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