汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

伊達の十役@新橋演舞場

2010-01-17 | お出かけ
本日は、お茶のお稽古のあとに、新橋演舞場で海老蔵丈主演の「伊達の十役」を見てきました。海老蔵はここ数年、座頭として新企画で大活躍。浅草歌舞伎での弁慶の初役で家出してしまったことを思うと、立派になったもんだと感慨深い・・・。


まだ1月ということで、着物は華やかさがほしいなあとクリスマスお茶会にも着た南天柄の小紋を着用。
実のところ、南天はお正月前後の時期限定柄と聞いて、あわてて集中的に着ているのだ。
南天は「難を転ずる」に通じるという意味があり、また翠と赤の色の取り合わせとフォルムがお気に入り。それもあってこの小紋を買ったのだけど、着用時期がこんなに短いとは想定外だった。ちょっと残念・・・。

帯は、本当は昨年の呉盟会で購入した黒の塩瀬をおろそうかと思ったのだけど、茶道教室で先生にすごーくたくさん着物を買っていると誤解(?)されていることもあり、これまで着たことのないものをまた着ていくのは、これ以上の誤解をまねきそうで心が引けてしまった小市民のワタクシ。好きなものを堂々と着れば良いのに。いや、それ以上にたくさん着物を持っていると思われるのに気が引けてしまうのなら、そんなに買わなければ良いのに<自分!!

で、赤紫の蝶柄の帯を。あわせたときはイケルと思ったけど、着てみると色合わせがいまひとつに思える・・・。帯締めがピンクだからかな。赤系を重ねるのは、ちょっと失敗だったかも。

新橋演舞場は、1月ということで着物率は高かったのだけど、私は3階席だったせいか、あまり周囲には着物の方は見当たらなかった。1階ロビーに下りると付け下げや小紋などの柔らかもの系率がぐっと増えて、3階の風景とはがらりと変わるのが面白いところ。

途中、演舞場近くですれ違った團十郎夫人、黒いコートとショールを羽織られていたけど、着こなされた様子がひときわ目立っていらして、思わず目をやってしまうオーラを感じる。
黒いコートとショールの羽織方が私のそれと似ていて、なんだかちょっと嬉しかった(単純)

舞台のほうは、早変わりが見事で楽しめた。オチをつけたところも、通常の「先代萩」と違って面白い。
ただ、同じ早変わりを売りにしたものなら、昨年、同じく新橋演舞場で見た、福助丈の「お染七役」のほうが面白かったかな・・・。それは多分、脇の役者さんのせい。「お染」のほうが、福助さんに加え、相手役の染五郎丈がすごーく良くて、福助さんとのバランスがとれていた。今回は、海老蔵丈は熱演なのだけど周りに同等のエネルギーレベルの役者さんがいるように見えなかったのですよ。その結果、海老蔵ワンマンショーのようになってしまい、少々単調な印象を受けてしまった。
舞台というのは、役者一人で作るものではないのだなあと、改めて感じたい次第。

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