先日、「ラスト マイル」という映画を見てきました。
ラストマイルは
世界最大級のショッピングサイトから配送された段ボール箱が配達先で爆発する事件が発生し
ショッピングサイトの巨大物流倉庫のセンター長とチームマネージャーが事態の収拾に奔走する物語です。
カスタマーファーストという名目のもとに
より多くの品目を他業者より安く、より多く売りたい巨大ECの会社
受注した商品を効率よく出荷させるためにシステム化される物流倉庫
業務の大半をECの配送にたよる運送会社
収入を増やすため休憩時間を削って必死に配達する下請け配送員
映画を見ている最中、ずっと思っていたのです。EC運営会社も物流倉庫も運送会社も事件の発生で翻弄はされますが、実際に爆破の被害に遭っているのはショッピングサイトを使って買い物した一般の人です。
犯人の狙いは
巨大ECの会社と物流センターではなかったのか?なぜ一般の人を巻き込むのか?
と…
ネタバレになるといけないので、あまり詳しくは書けませんが…
下請けで荷物を運んでいる親子
息子のほう(と言っても若い子ではない…(笑))は
ECサイトの出現で自社製品が売れなくなり倒産した会社の元従業員
その息子が物語の最初と最後のほうで
自分が勤めていた会社の製品について語る部分があります。
私はこのことが一つ重要なポイントなのかな?と感じました。
(あくまでも個人の見解です)
インターネットショッピング、私もよく利用します。
ぽちっとするだけで自宅に欲しいものが届くのですから
とても便利でありがたいですよね。
けれど、その便利さの延長上になにがあるのか
あらためて考えさせられる映画だと思いました。
興味を持たれた方はぜひ、映画館でご覧になってみてください。