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新日本風土記とにっぽん縦断こころ旅の軌跡を辿る旅【北九州、福岡&熊本編:その③三角西港~北九州黒崎、折尾、小倉、名門大洋フェリー】

2022-08-18 13:39:43 | 旅行

【2018年2月に投稿した記事の続きです。】

 

この旅で最も楽しみにしていた

こころ旅で正平さんが何度か訪れ、最近未亡人となった店主を慰めてた

三角駅前のラーメン屋さんが閉まっていたため

肩を落としながら三角駅前から一日数本のバスに乗り込み

三角西港に到着

いつものように何の下調べもせずに訪れたため

そこが世界文化遺産でもあり

明治以降開国した当初からの重要な貿易港であった事を知ってビックリ

こころの風景も素晴らしかったですが

当時の技術でこんな護岸ができたことに感動してしまいました

(正平さんがこころ手紙を読んでたとこだったような

(正平さんが大好きな”キラキラ”とこの時はまだ天草に渡る橋が工事中の風景)

(有明海は水深が浅いので、この場所が大型化してきた船に対応した港になったようでした

この三角西港という場所

3年の歳月を費やして1887年に完成し

海沿いには回漕店や海運倉庫が建ち並び、

背後には旅館など洋風の建物からなる街並みも作られ

裁判所や商船学校、水産試験場、警察署長官舎、海上保安庁の係留岸壁など

繁栄していたものの

1899年には三角東港が整備され鉄道からのアクセスも良かったため

西港は急激に寂れて時が停り

明治時代がそのまま残る貴重な場所となったんだそうです。

(潮の流れが速くてビックリ

そんなタイムスリップしてしまったような場所に魅了され

3時間近く滞在しても飽き足らず

それでもその日のうちに北九州に戻らねばと

後ろ髪をひかれながら西港を後にしました。

 

バスは勿論なくマップで三角駅まで2.6キロとのあったので

歩いて駅まで向かうことに

口がすっかり”ラーメン”になっていたのですが

午後2時を過ぎ、駅前にもほとんど飲食店がなかったことを思い出し

ラーメンとは異次元の鯛茶漬けの店に飛び込んじゃいました

 

三角駅も1時間に1本程度しか運行していないのですが

運よくすぐに出発する電車に飛び乗り

 

熊本駅でリベンジするようにラーメンを食べ

 

高速バスを乗り継いで

黒崎駅前のホテルにチェックインして

昼夜食堂に飛び込んだのが21:30過ぎ

その日は大人しく独り酒を楽しみ

 

 

翌朝10:00過ぎに友人の家を訪ねたところ

皿倉山に連れていってもらいました

ここのケーブルカー

 

傾斜角が半端なくて

高所恐怖症の身としては相当ビビリました

当時はまだスペースワールドの施設がそのままの状態で残っていたんですねぇ

(いまはもう当時の面影を探すことさえ困難なほど再開発されちゃいましたが)

 

その後皿倉山から黒崎に戻り、車を置いて電車で折尾へ

 

折尾という土地

鹿児島本線と筑豊本線の交差する駅だったため

炭鉱からの労務者が乗り換え時に立ち寄った飲み屋街が残り

昭和の風情を感じさせてくれる場所なんですヨ。

(近くに、高倉健さんと野球の仰木監督の母校”東筑高校があります)

折尾に行った目的が

当時まだ営業していた 折尾の角打ちの名店”高橋酒店”を訪れること

店の外観はサイディングで新しそうに見えますが

実は中は大正時代のまま

 

痺れちゃいました~

もう角打ちの立ち飲みの美味しいこと

 

ついグビグビと何杯もオカワリを繰り返していたのですが

昼酒に弱い友人に悪いなぁと思い

『またすぐに戻ってきたらいいじゃんか

とまだ明るいうちに店を出て

まだ改築前で折尾駅の名物だった立体交差を眺めながら電車に乗り込み

 

小倉に出て

この日もフェリーで帰るつもりだったので

門司港までのシャトルバスの出発時刻まで

駅前を散策してみました

 

小倉駅前も再開発の真っ最中で

古き良き建物も路地もあまり残っていないのですが

初めに ドキュメント72時間で観た

24時間営業の居酒屋”白頭山(ペクトサン:北朝鮮の山の名前)”に行ったのですが

運悪くお休み

 

習性でつい古そうな薫りに釣られ居酒屋の対面にある

成人映画専門の名画座を眺め

(IとIIがあって、IIはなんとホモ映画専門 恐ろしさとあまりの驚きで目玉が飛び出しちゃいそうになりました

このポスターもいい味だしてるよなぁ

すぐ隣にはストリップ小屋まであります

 

酔った勢いで 成人映画かストリップ小屋に入りたかったけど

バスの発車時刻だったので諦めてバス停に行き

この日は名門大洋フェリーに乗船

個室のシングルがないためツーリスト席にしてみました。

この日は角打ちだけで昼抜きだったため

あまり好きくないバイキングレストランを利用しちゃいました

結局瓶ビールを数本飲み干して

ベッドに倒れこんで爆睡

翌朝も珍しくバイキング朝食食べちゃいました。

国内のフェリーはほとんど乗船していますが

この名門大洋フェリーは瀬戸内航路のみとして外洋を航行しないスペック

(船側の車輛甲板が水密となっていない仕様)

だからか、船の全体の構造もちょっとチープな感じがしちゃって

あんま好きくないなぁ

ということで

 

2017年1月12日(木)

午後2時まで仕事をこなし早退

午後自宅を出発し難波のOCATからバスに乗り泉佐野で阪九フェリーに乗船

 

1月13日 (金)

北九州黒崎で新日本風土記の”昼夜食堂”とにっぽん縦断こころ旅の”曲里の松並木”と角打ち

福岡空港近くの志免に移動してこころ旅の”竪坑櫓”を眺め

高速バスで熊本に移動して紅蘭亭で太平燕を食べ熊本駅前のホテルに投宿

 

1月14日(土)

あまくさみすみ線で三角まで鉄路で移動し

にっぽん縦断こころ旅の軌跡を辿りながら三角西港へ

急いで北九州の黒崎に戻り、すっかり気に入ってしまった昼夜食堂へ

駅前のホテルに投宿

 

1月15日(日)

黒崎の友人の案内で皿倉山登頂(ケーブルカーで)

その後車を戻してから電車で折尾に移動

午後2時から角打ちの名店”高橋酒店”で飲み始め午後5時半に退出

小倉駅前を探検してバスに乗り新門司港から名門大洋フェリーに乗船

 

1月16日(月)

8:30大阪南港フェリーターミナルで下船

ニュートラムと地下鉄、近鉄を乗り継いで奈良に帰り

午前半休で午後から出社

 

以上船中2泊、ホテル2泊の4泊5日

いや~、なかなか充実した旅でした

 


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