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気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

四国スルメの如し(その1:【2017年5月】ソロツーリングで”こころ旅”をトレース)

2023-11-21 17:46:07 | ”にっぽん縦断こころ旅”の軌跡を辿る旅

このタイトル

要するに”嚙めば嚙むほど味が出る”ってことなんですけど

 

四国という土地

四国外住民のイメージでは

①讃岐うどん

②阿波踊り

③四万十川

④鳴門の渦潮

⑤四国八十八カ所霊場巡り

⑥高知のかつおのたたき”

⑦高知のよさこい祭り

⑧松山城

⑨金毘羅宮

⑩道後温泉本館

⑪桂浜の坂本龍馬

なんだとか

 

たしかに自分自身もほぼ同様で

1978年に運輸省航海訓練所の練習船で高知港に寄港した時に初上陸したことがあったり

2000年に入ってから家族旅行で大型キャンピングカーを借りて

明石海峡大橋と鳴門海峡大橋で淡路島経由で四国に渡り

金毘羅さん、丸亀周辺で讃岐うどんの食べ歩き、大歩危小歩危を抜けて祖谷峡谷に

高知に入り、路面電車に乗ったり皿鉢料理を食べたりしたこともあったのですが

 

その後は、出張で坂出、高松、観音寺、丸亀、新居浜、今治、八幡浜、宇和島と瀬戸内海や沿岸ばかり

 

そんな風に四国に行く機会があっても

高知まで行くのはアクセスが不便だし面倒だなと

せいぜい松山の道後温泉や徳島市内の眉山周辺を歩くくらいでお茶を濁してたところ

 

80年代を過ごしたトンガ王国でともに過ごした人が

大阪の水族館海遊館の飼育課長を経て故郷の土佐清水に戻り

海遊館の施設でジンベエザメを捕獲して飼育しているのをテレビ番組でみつけ

 

2017年のGWを利用して突然訪れて驚かしてやろうと

バイクで早朝(?)3時前に家を出て

京奈和道をひた走り、和歌山からフェリーで徳島に渡り

先ずは火野正平さんのにっぽん縦断こころ旅で紹介された地を巡ろうと

こころ旅607日目の黒潮町に向かい

還暦前のジーサンなのに正平さんを真似て滑り台

その後 立ち寄った喫茶店で同じオムライスを食べ

(田舎の小さな漁港の喫茶店のこと、風変わりな客だったようで根掘り葉掘り尋ねられました

606日目で高所恐怖症の正平さんが断念してヒッチハイクして渡った四万十川の橋を渡り

お手紙の神社を訪れて

 

大酒飲みだった知人と再会を祝して痛飲しようと時間調整しながら

ようやく土佐清水の海遊館の施設に辿り着いたものの

勝手に約35年ぶりの再会を楽しみにしていたけど

年齢ではひと回り上

体調不良とかでとうとう会うことができず

 

突然のGW終盤の旅立ちで宿を予約することができず

もしものためにテントも持参していたのですが

その夜は大雨との予報で怖れをなし、近くのボロボロの安宿をみつけチェックイン

 

折角鰹で有名な土佐清水まで来たことだしと

地元の食堂で カツオのたたきとハランボの塩焼きを堪能

とうとう知人との再会ができなかったなぁと寂しい気分だったのですが

高知の方言 『たっすいがはいかん(弱々しい、そんな元気ないようじゃ駄目だ!)』の看板に元気をもらい

宿でその日の行程を見直し

 

それならそのまま大好きな”にっぽん縦断こころ旅”をトレースを楽しもうと

 

2017年春の旅初日のお手紙を読んでいた足摺岬の絶景を堪能してから

火野正平さんが立ち寄ってた店で朝食を摂り

605日目の深谷に向かい

スリップしそうな落ち葉だらけの道を走ってから

Google Mapsで山奥の四万十川沿いの小学校への経路を検索し

そのルートに沿ってバイクを走らせたところ

 

大型のアメリカンバイクには不向きなガードレールのない落ち葉だらけの

それはそれは恐ろしい道

 

実は知らずに走ってたのが酷道として名高い国道439号線(ヨサク)の杓子峠だったのですが

酷道険道マニアでもハラハラの連続

 

Googleでのルート検索には注意してくださいね。

 

その後608日目の出発点

こころ手紙を読んでいた予讃線の駅に立ち寄り

四万十川の沈下橋を眺めてから

またまた火野正平さんが食べてたカレーうどんを味わってから

こころの風景である 

”川をせき止めて造ったプールの跡”を眺めながら感慨に耽り

その後 県境を越えて愛媛県に入り

609日目の 鬼北町 ”愛治小学校の校庭の楠”を訪ね

その回でとても印象に残った正平さんに異様に懐いてた猫を探したのですが・・・

残念ながらみつからず

学校もお休みで門が閉まっていたため

柵の外から楠を眺め

その日の旅で苦しんでた上り坂を眺めたり

宇和島から輪行した予讃線で下車した駅に立ち寄り

この時すでに時刻は夕刻迫る土曜日の16:50

 

月曜からGWで溜まってるだろう仕事を処理するために

翌日には奈良の自宅に戻らなければと思いつつ

ソロツーリングでそこそこ疲れたていたのと

『さて、また陸路で和歌山まで戻るのは辛いなぁ』と

東予からのオレンジフェリーにダメ元で電話してみると

 

大部屋なら一人分の空きが出たとのことで

宇和島近くから高速にのり急いで東予に向かったのですが・・・

 

実は酷道や田舎道だらけで給油ができず

燃料タンクの残量が不安に思いつつ

リザーブになってから適当に高速のSAで入れたらいいやと思っていたら

S.A.がなく とうとう終点の今治IC手前でガス欠

 

運よく少し先から料金所まで下り道だったので

バイクに跨いだまま足で蹴りながら料金所を通過して一般道に出て

JAFを呼んで緊急給油

 

鬼北町からフェリー埠頭のある東予へは

小松北ICから向かえば途中でガソリンスタンドもあるのですが

 

実はその1週間前に、こころ旅のトレースで見つけられなかなった

正平さん達がカレーを食べてた店に立ち寄って夕食にしようと欲張ったのが裏目になっちゃいました

 

それでも なんとかフェリーの出航時刻に間に合わせることができ

一人で祝杯

 

疲れもあって、満席で大混雑してたのでお風呂に入らず

そのまま大部屋のマットレスに寝転がり早々と熟睡してしまったのですが

夜中に目覚めると 目の前に知らないオッサンの顔

 

これは耐えられないなと、(相手もそう思ってただろうなと思いつつ

結局大阪南港到着まで展望デッキで過ごすこととなりました

 

時系列でこの時の旅をご説明すると

【1日目:5月5日(金)】

02:40 自宅発

03:50 京奈和道 かつらぎ町道の駅(休憩)

04:30 和歌山南海フェリー乗り場

05:30 和歌山港発

07:30 徳島港着

07:55 眉山下

10:30 南国で給油

12:30 四万十町大規模公園着

13:05 すべり台

13:30 喫茶スカイ(オムライス)

14:30 海のバザール(こころの風景)

15:00 薫的神社

15:20 四万十川橋(赤橋)

15:45 四万十川海苔養殖場

16:12 以布利(海遊館ジンベイザメ飼育施設)

16:45 土佐清水港(泊)

【2日目5月6日(土)】

08:00 ホテル発(驟雨で足止め)

08:40 足摺岬(~09:30)

09:55 こころ旅も立ち寄った海鮮館でモーニングセット

11:00 布

11:15 深谷(こころの風景)

12:00 四万十天神橋

12:30 住次郎

12:35 酷道439入口

13:00 杓子峠

13:30 予讃線打井川駅

14:05 十川鯉のぼり

14:30 江川崎道の駅(カレーうどん)

15:20 プール

16:20 愛治小学校(校庭の楠)

16:50 予讃線大内駅

18:45 今治インター(ガス欠)

20:00 フェリー乗船

21:30 船内レストランで夕食&一人打ち上げ

 

【3日目 5月7日(日)】

06:40 下船(大阪南港フェリーターミナル)

07:20 自宅着

 

この時に至る所でみかけたのが

四国八十八カ所霊場巡りの”歩きお遍路さん”

 

特に足摺岬にある第38番札所の金剛福寺

手前の37番札所からは歩いて数日かかる距離

 

黙々と修行のように歩くお遍路さん達の姿が忘れられない旅となりましたねぇ

 

 

【その2に続く】

 

 


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