いや~ お恥ずかしい
お酒に酔うだけじゃおさまらず、あんな昔のことまで記事にしちゃって・・・
すっかり自分にも酔っちゃってましたね
ということで、またまた海外ネタに戻してみます
(実は、コレ↓ 今年の2月11日に、ここPhiladelphiaに居た時のこと。ショートストーリー(?)風に仕上げてみたものです。)
”危機一髪”
昨日のこと、昨日の夕方から翌日(今日)の天気予報はまたまたブリザード警報で、都市機能はほぼ停止状態となり、学校や会社は休業との情報であったため、あわてて仕事を片し、木曜の帰国便に乗り遅れないよう、ホテルを空港の近くに移すことにした。
特別レートを持つ、職場の担当者にホテルの予約を依頼し、残業してなんとか仕事をおわらせ、
予約してあるはずのホテルに向かったのであるが・・・
『明日は、またホテルで缶詰状態か。。。なら、することもないし、仕事を終えた祝杯をかねてビールでも買って行くか』と思い直し、空港に一番近いビール販売店へとハンドルを切った。
場所は、South PhiladelphiaにあるElmwood ave.
実はここ、昼でも危ない超危険地帯。
(philadelphiaの周囲は、ほとんど危険地帯ですが・・・)
すでに日没を過ぎ、パトロールカーもところどころに停車し警戒しているものの、
リカーショップの周りには、一台もない。
店の入り口に車を停車させ、一目散に店の中へと飛び込んだ。
ビールの冷蔵庫の場所は知っている。
さて、どの銘柄にしようかと陳列棚の前を歩いていると
柱の影から声がかかる。
振り返らずに、横目で見ると、身長2mはあろうかという黒人。
「Hey man! Are you looking for beer? Give me....」
ドラッグでもやっているのか、ろれつの回らない口調で、高圧的に話しかけてくる。 ようするにタカリ。
「Hold on! Hold on!」
なにげにかわし、銘柄を探しているフリをしながら陳列棚を速足で歩き、おもむろにケースを抱えて
急いでキャッシャーに向かう。
少しでも早く精算できるようキャッシュで支払いを済ませ、後ろもふりかえらず、足早に店を出た。
焦る気持ちを抑え、右手に準備してあったキーで車のドアを開け、
すかさず車内に座りこむと同時に、ドアを閉め、ロックをかける。
少し心に余裕ができて、ゆっくりと周りを眺めると、
除雪した雪がまだまだそこかしこに残る街角に、意味もなくたむろする連中が見える。
長居は無用とエンジンをかけ、車を発進させホテルに向かい、
雪の降りしきりる中を数マイル走り、やっとホテルが視覚に入る距離にまでせまったところで
突然車の警報が鳴った。
(続く)