書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

藤原興風

2010-08-03 07:47:37 | Weblog
たれをかも知る人にせむ高砂の松もむかしの友ならなくに  

古い友だちがつぎつぎに亡くなってしまうなぁ、これからいったいだれを友だちにして生きればいいのだろうか。たのみにする高砂の松だって昔からの友だちではないのだから、仲々心を開けないなぁ。

藤原興風(?~?)
参議藤原浜成の曾孫。相模掾藤原道成の子。正六位上・治部少丞。三十六歌仙の一人。 官位は低かったが当時著名な歌人で、日本最古の歌論である「歌経標識」の著者として知られ、家集に「興風集」がある。
琴の名手でもあった。