書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

清原深養父

2010-08-05 08:06:43 | Weblog
夏のよはまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ  

まだ宵の口だと思っているうちにもう夜が明けてしまったよ。
こう早く夜が明けてしまったのでは、月も沈み切れないで何処かの雲のあたりに宿っているに違いないわぃ。

清原深養父(?~?)
清少納言は曾孫、子に清原元輔。
内蔵大允等を歴任、従五位下。 晩年は洛北・岩倉に補陀落寺を建立し、隠棲。
勅撰歌人であり、「古今和歌集」他の勅撰和歌集に41首が入集、藤原兼輔・紀貫之・凡河内躬恒など交流があった。家集に「深養父集」。琴の名手でもあったという
何故か三十六歌仙に入っていない。