にらログ

いいにらとは何なのかということを日々探索するにら専業農家のブログ。

100mm超

2011-06-12 18:36:00 | にら
 今日は降った。昨日も楽々100mm超だったが、今日はもっと降った。ほとんど冠水してしまったので残念ながら定植は当分お預けだ。
 今日も契約のみの出荷。甥っ子が熱発してるので妹は昼までだった。パートさんも田植えで一人休んでいたが15時前には終了した。九州なので毎年降る時は驚くほど降るのだが最近は100mm超はなかったのでちょっと心配になってしまった。

 にらは日照不足で伸びが悪い。まあ毎年だが今年はまだ寒冷紗をかけていないのでいつもよりは伸びはよい。晴れると葉がまっすぐに立ってくるが、曇ると開いてくる。それを見てるとああ光が欲しいのだなとわかるのだ。太陽に対してより光をたくさん浴びようとするためだ。まさに植物は太陽の産物ということが実感できる時期でもある。

 とりあえず空梅雨ではないようなので一安心だ。施設園芸は基本的に水源を確保しているので水に困ることはそうそうないけど、水稲と露地野菜はそうはいかない。でも雨が多くてもやはり生育には支障が出るので何でも平年通りというのが望ましい。

 よく農業は気候に左右されるからということを言われるが、これは農業に限らず何の業種でも共通のことだ。例えばここ二週間程は土日に雨が降るのだが、このまま梅雨明けまでこれが続くと小売業とレジャー産業は大打撃となる。やっぱ雨天時は購買意欲が起きません。飲食業でもそれは変わらないのでほとんどの産業が土日に雨天というだけで打撃を受けます。
 農業はコスト上の問題から自然環境を利用して植物を栽培しているだけのことなので天候に左右されるのは当たり前です。とりたてて言うことでもない。むしろ昔に比べれば天気予報の精度が良くなっているので楽になったのではとも思える。なにしろ台風だって5日先予報というものまであるのだから。

 土日が天気悪いというだけで餌屋さんの嘆きは大変なものです。内情が若干わかってるだけに見ていてつらいものがあります。特に生餌はね、もう大変です。だからなんとか土日は晴れてもらいたい。にらだって晴れなきゃ夏のスタミナ野菜の売り文句が使えません。スイカも売れないし、アイスもビールも遠出しないからガソリンも。

 今から楽しみにしているのは夏の節電対策に平日を休みにしようというパターンだ。平日に趣味をなさるとどのような感想を持たれるのかぜひ聞いてみたいもんです。平日に釣りに行くといいですよ。空いていて。人が少ないというだけで癒しになります。ああ本当の趣味だなあって。でも僕の行く所は釣りする人が減ってしまっていつもがらがら。だけど釣れるんだよね、そこそこは。もうどうせ雨ばっかりだから久しぶりに平日に行ってみようかな、出漁許可が出ればだけど。
コメント
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