今日は曇天。一時晴れたのでハウスは開けた。
出荷後に出てきた親子
今日は画像がこれしかない。
なぜかさらに収量が増えてなかなか刈り進めない。この気候ならどの産地も一緒だろう。生育良好でなにより。
昨日帰宅すると川崎からLINEが来てた。見るとためしてガッテンでにらをやるから見てるかというありがたいお知らせ。早速視聴するとおっとこれはまた誤解を生むような感じの特集。そしてお得意のにらを刈った時に切り口からでる汁を舐めるシーン。
一番刈りがいいという主張は理解できる。だがそれで失敗したのが群馬の味にらではなかったか。2番以降は価値がないような印象を与えてしまうのではないのか。
やはり寒い時期にじっくり育ったものが、柔らかくて糖度も高い。それはその通りなのだが、苦みが出てくるのは化成肥料で早く伸ばして出荷するという栽培に問題があるのではないのか。
茎の太さを基準にするという見分け方も一理あるが、今現在にらの品種は選別のしやすさから立性の茎が太い品種が主流となっている。これは食味に重点を置いた品種ではないため前世代の品種よりは食味が落ちる。果物だとテレビでは堂々と品種名でこの品種がおいしいですよと言うことが多いのだが、野菜ではそれがあまりない。出荷の段階で品種を分けることがないため店頭ではどの品種も同じ野菜で売られることが多い。でも実際は品種で大きく味が違うし、栽培方法でも味は大きく変わる。となるとどうやって買う側はおいしい野菜を見分けるのかというとこれはもう僕にもわからないのでとりあえず買って食べてみるということになる。
だからうちのにらは判断基準の一つにしてもらおうと小袋に僕が作って品種はこれで栽培方法はこうですよと書いてある。
なんとか一年中、食べたときにガシガシしないにらを頑張って作る様に努力しています。
おいしいにらとは何なのかを追求する旅はまだまだ続くのでした。