アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

いつもと変わらない毎日だけど

2015年01月20日 | アユと凛のこと
毎日普通に変わりなく過ごしていても
学校の役員会やら集まりやら
夜の会合には、どうも行く気にならなくて
テンション上がらない感じ
寒いからね。

冬は苦手です。
でも春に向かうと
3月が近づいて来るから
それも嫌なんですけどね。

今年の阪神淡路大震災の追悼の日は
たまたま1日家に居て
テレビをずっと見ていたからか
思う事がいろいろあったなぁと思います。
泣きながら見てました。

20年経っても
子供をなくした人は今の私と同じ事を言ってる。
私もきっとあと16年経っても同じ思いでいるだろうなって思います。

20年経つと
「復興」と「追悼」の思いの違いの格差がもっと大きくなるらしい。
悲しくて、あの日から足踏みしている人達が
復興の妨げになっている
って話しを聞いたら、すごく悲しくなりました。

子供をなくしたのは自分のせいじゃない。
悲しい気持ちが元気になったりしないし
無くなる事も少なくなる事もない。
事故や病気で一人だけなくなるわけではないから
他の人にはわからない異常な恐ろしい沢山の死に直面しなければならなかった。
たくさんのなくなった人を見て
その中に我が子を探したよ。
それが震災

簡単に
震災って言うけど…
10人20人じゃない
100人200人…もっと沢山のなくなった人の中から
アユと凛をずっと探したんだよ。
それが震災
たとえそんな思いが「復興」の妨げになると言われたとしても
それはどうしようもない。
その人が生きてる限り悲しい思いはなくならないもの。
私が生きてる限り私の悲しみは消えない。

やっぱり会いたいんだもの。
「ただいま!」って声が聞きたいもの。
凛の笑い声がもう一度聞きたいもの。
沢山のなくなった人達の顔が浮かぶもの…

みんなみんな
なくなるはずじゃなかった。
今も笑って泣いて悩んで、生活しているはずだった。
いつもそんな事を思っています。
いつも何をする時も思っている。
思って、思って、思い過ぎて
時々 頭の中が変になりそうになる…
現実がわからなくなったり…

いつもと変わらない毎日だけど
時々 泣けて来る
コメント
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