アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

つぶやき

2016年06月16日 | 日記
あちこちでよくお会いするおばちゃんがいる。
昔、一緒に働いていた人で
その人はもう退職して
自由にあちこち飛び回っているのですが…

昨日も一緒だったのですが
アユの事も
もちろん凛の事も知らないらしい。
だから私の事は
「子供も大きくなって呑気に自由だなぁ」なんて思っているのかも…

まぁ
そんな感じなのかもしれませんが…

最近は
アユの為だとか
凛の為だとか
色々、考えもせず言葉に出す事もなく過ごしているから
そんな事は誰もわからない。

私が悲しいのは私だけのもの
悲しみを武器にバリヤを張っているように思われるのも嫌だなぁ
なんて思ったり…
だから、他所ではあまり口に出さなくなりました。
だからかな…苦しい。

話す所がない。
話しを聞いてくれる人がいない。
共感出来る人が近くにいない。
身内でも悲しみの思いが違って
アユと凛の話しを避けたりする。

でも
私の中では
今もアユと凛の事でいっぱいだから
本当はくーちゃんの事の様に
いっぱい話したいのに
普通に今を生きてる子供と同じ様に
普通に話しの中に登場させたいのに…
話せない。

昨日のおばちゃんにも話そうかと思ったけど
重くなるんじゃないかとか
その場を考えないと話せない。

私には
アユも凛も
くーちゃんやタカも
何も変わらない同じ位置なのに…
簡単に話せない。

やっぱり
時間は優しくも残酷に過ぎて行くもんだ
と思いました。



つぶやき
終わり

コメント
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