自分のところで増えたものを、一度お金に換えて、欲しいものを買う(交換する)というのが趣味家の基本的な考えと思います。
風蘭の成長は時間がかかります。水苔や肥料、鉢、水代などを考えると「年月」を尊重して高く買う(売る)場合もあります。
お金を儲けようと思うなら、利ざやを稼ぎます。地域によって人気のあるもの、ないものがあります。他の地域の交換会などで高く売れると判断すれば買います。つまり「商売」。転売です。ほとんどの業者さん的な考えです。
流通を考えれば、業者さんとしては当然の対価です。商売の根幹です。
また業者さんは芸を見極めたり、品種の解説、判別をしてくれます。もちろん相場も把握しています。無くてはならない存在です。
しかし趣味家は絶対に儲けようとは思ってはイケマセン。なぜなら
「お金は人を狂わせます」
さて、交換会に行ったことがない人から質問されましたので流れをまとめておきます。間違っていたらご指摘ください。
◎交換会の流れ
〈受付〉午前10〜11時半ごろ
「売るものはありますか〜。はい番号札です」
〈参加料の支払い〉
通常はお弁当とお茶代を含みます。だいたい千円ぐらいです(出品料や歩合「手数料」がある場合も)
〈昼食〉午前11時半〜午後零時半ごろ
〈この間に出品物をチェック〉(イメージ)
〈会の代表者あいさつ〉午後零時半〜
お日柄もよく...。
〈手打ち〉
あんこさん(競りを成立させる人)が「それでは始めます。よーぉ」と、まずはみんなで手をたたきます(始まりますよ。私でいいですね、という意味合いか)
〈セリ会開始〉
あんこさんが「始め値」を芸の良し悪しなど総合的に判断して提示します。来歴、誕生秘話など、いろいろ解説してくれます(これが一番の楽しみ)。品違い(ラベルと品種が違う。本芸でない)などの場合は指摘してくれますので、安心ですね
あんこさん「2千円からいきます」
買い手A「3千円」
買い手B「4千円」
あんこさん「他にない?」
買い手B「○○円!」
(イメージ)
あんこさん「はい、○○円!番号は何番ですか」と買い手Bに品物が回ってきます。
という感じに値段が上がっていき、売り手が納得すれば「売買成立」です。
売り手は値段が納得いかなければ、売らなくていいのです。「下げます」と堂々と売らない意思表示をしましょう(最初はハッキリと言えませんが)
値段が高く落札された場合には「よーぉ」と、みんなで手をたたきます(景気付けのためか)
と売り物が無くなるまで続きます。
〈手打ち〉
最後にあんこさんが「よーぉ」と言ってみんなで手をたたきます(これで終わりですよ。この後は文句を言ってはイケマセンよ、的な意味合い)
これが終わってから「どうこう言う」のはマナー違反です。たぶん嫌われます
〈精算〉
(売ったものー買ったもの)×歩合(手数料8%前後、ない場合もあり)=支払い(受け取り)
明細が出ますので、確認してください。
〈午後3時ごろ終了〉
以上が簡単な「交換会」の説明です。
地域の大会や交換会などは定期的にされているので、素晴しい富貴蘭を見ることができます。弁当を食べて見ているだけでも楽しいですよ
長文お読みいただきまして、ありがとうございます。あくまでも拙い経験ですので、どうぞご指摘ください
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azazou
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